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  • 2015.01.01

『UFC 182』でルイス・ゴーディノと対戦! 堀口恭司インタビュー「名前を売るチャンス。KOで勝つ!」

日本時間の1月4日にアメリカ・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われる『UFC 182』。メインイベントにUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、ジョン・ジョーンズvsダニエル・コーミエという頂上対決が組まれたこのビッグマッチに、日本の超新星堀口恭司も出場。『TUF シーズン14』出身のファイター、ルイス・ゴーディノと対戦する。2015年、いよいよタイトル戦線に突入するためにも大事なこの一戦を控えた堀口に話を聞いた。


 

――『UFC 182』でのルイス・ゴーディノ戦の話を聞く前に、あらためて、9月20日のUFC日本大会を振り返ってもらいたいんですけど。ジョン・デロス・レイエスをKOで破った見事な勝利でしたけど、いかがでしたか?

 

堀口 UFCでの試合はずっと海外でやってて、9月の試合が初めて日本での試合だったんですけど、凄く体調も良くて、結果、ああいう勝ち方ができたかなって思ってますね。

 

――内容的にも満足いくものでしたか?

 

堀口 そうですね。ただ、ちょっと空振りが多かったんで、そこを修正しようかなとも思いましたね。

 

――調子良すぎて、身体が動きすぎちゃったんじゃないかっていうくらいに見えましたけど、そんなことはない?(笑)。

 

堀口 さすがにそんなことはないですけど(笑)。めちゃくちゃ調子は良かったですね。やっぱり日本のほうが簡単に調整できますね。

 

――堀口選手といえば、高速のステップワークが大きな武器ですけど、さらにスピードが増したように見えましたよ。

 

堀口 そうですか? 調子いいと、ああいう動きができますね。

 

――あれだけ見事なKOだったんで、正直、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのボーナスもらえると思いませんでしたか?(笑)。

 

堀口 正直、勝って控室に戻ったときは、「よっしゃ、これはもらったろ!」って思ったんですけど、あとの試合を見たら「あ、なくなった」って思いましたね(笑)。

 

――まあ、ボーナス獲得は次の糧にもなるということで(笑)。今回、日本で勝てた特別な思いはありますか?

 

堀口 空手の先生がセコンドに付いてくれて、その先生の目の前で勝てたっていうのは、凄い恩返しできたかなって思います。まあ、でもまだまだこれからですけど、そこは良かったなって。

 

――空手の先生も、UFCという大舞台で弟子が勝ったら、それはよろこんでくれたでしょうね。

 

堀口 そうですね。むちゃくちゃ喜んでくれたんで。

 

――そして、日本時間の1月4日に試合が決まったわけですけど、3カ月ちょっとといいペースですね。

 

堀口 そうですね。

 

――対戦相手、ルイス・ゴーディノの印象はいかがですか?

 

堀口 殴り合いして、最後はチョークを取るっていう感じなんで。ま、チョークだけしっかり気をつけて、いつもと変わらぬ自分のスタイルでやろうと思ってます。打撃系なんで、やり易いと思いますし。

 

――ゴーディノはガンガン来ますからね。

 

堀口 そうですね。

 

――打撃系ながら、ギロチンチョークでの極め力が強いし。もちろん対策もしっかり練っていて。

 

堀口 けっこう練ってますね。

 

――現在3連勝中で、前回いい勝ち方したんで、次くらいは上のランカーが相手かなって思ったんですけど、自分よりランキング下位の選手が相手になることについて、どうですか?

 

堀口 まあ、そこには全然関係ないっていうか。UFCに出てる選手は、どんな選手でもみんな強いんで、気を抜かないようにやるだけですね。

 

――でも、みんなハイレベルだからこそ、もうちょっと名前のある選手とやりたいとかはなかったですか?

 

堀口 自分はそういうのあんま関係ないですね。相手が誰であろうと、一戦一戦勝っていくだけです。

 

――そうすれば、確実にステップアップしていくと。

 

堀口 はい。

 

――今回の試合、どんなテーマで挑みますか?

 

堀口 やっぱりラスベガスというでかい大会じゃないですか? だから、向こうの観客にインパクトを残す試合をしたいですね。

 

――それ、大事ですよね。UFCでは戦績プラス、「こいつのタイトルショットが観たい」とか「トップランカーとやらせたい」と思わせる試合が重要ですもんね。

 

堀口 そうですね。

 

――次勝ったら4連勝、いよいよタイトルも見えてきますが、いつ頃タイトル戦をやりたいとか考えていますか?

 

堀口 早ければ早いほどいいですけど、今年中にはやりたいなって気持ちはありますね。

 

――2015年も夏頃に日本大会が噂されてますけど、うまくいけば日本でタイトル戦とか。

 

堀口 そうですね。でも、そんな甘くないと思うんで(笑)。地道にひとつひとつ勝っていきたいですね。

 

――次も日本大会に出たい気持ちはありますか?

 

堀口 そうですね。ホント調整がラクなんで。

 

――やっぱり、全然違いますか?

 

堀口 違いますね。向こうに行って時差ぼけ取るのに、2~3日はほとんど寝てないとダメなんですよ。こっちにいると、そういうのがないから、暇で暇で(笑)。

 

――なるほど(笑)。調子はどうですか?

 

堀口 調子はいいですね。まだ、日本にいる段階なんで、向こうで時差ぼけとかしっかり取って、ベストにしたい思ってますけど。

 

――チャンピオンについてもうかがいたいんですけど、UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソンについてはどんな印象ですか?

 

堀口 ちょこまか動いてるっていう印象ですね。止まらないですよね。組む時でもずっと動いていて。あとポイントを取るのもうまいですね。

 

――ジョンソンはフライ級では上位ランカーをみんな倒していて、いまや敵なしの状況ですけど、付け入る部分はあると思いますか?

 

堀口 誰にだって弱点はあると思うんで。チャンピオンだって、自分の打撃には反応できないと思うんですよ。できたとしても、ちょっと反応は遅れると思うんで。だから、全然付け入る隙はありますよ。

 

――あのフェイントからのタックルは脅威だと思うんですけど、それについてはどうですか?

 

堀口 まあ、いまのままじゃ、ガッツリ取られると思うんですけど、もっともっと練習して、そこはしっかり切れるようになりたいですね。

 

――タイトルを獲ることを見越して、だからこそ焦ってない部分ってあります?

 

堀口 う~ん、そういうことじゃなくて、そんなに焦ってすぐチャンピオンとやったとしても、もし負けたらリリースじゃないですか? もしくは列の最後に並ばなきゃいけない。そんな遠回りはしたくないんで、やるなら一発でタイトル獲りたいんで、そこまで地道にやっていきますね。

 

――それはもちろん、自分の実力はまだまだ成長過程にある、という部分もあって。

 

堀口 はい、それはいつでも思ってるんで。

 

――UFCに上がってから、ご自身でも成長を実感してあすか?

 

堀口 そうですね。最近の試合だと、まったく緊張しなくなった。昔から日本での試合では緊張しなかったんですけど、UFC出るようになっても、あ、こんなもんかって感じで。全然緊張しなくなっちゃって(笑)。

 

――それも凄いですね(笑)。

 

堀口 ある意味慣れたというか。その部分だけ変わったかな。

 

――じゃあ、平常心で。オクタゴンは入るときも緊張もなく。

 

堀口 はい。やること考えて、「これとこれやろう」って考えて、パーッと入っていく感じですね。

 

――それは凄く強みですね。

 

堀口 どうなんですかね?(笑)。よくないって言う人もいるじゃないですか。でも自分にとっては平常心が一番ですね。

 

――いま練習で取り組んでることは?

 

堀口 総合なんで、レスリングから柔術から打撃から、全部やってるんで。特別力を入れているところはないです。

 

――すべてのレベルを上げながら、自分の闘い方をブラッシュアップさせていくという。

 

堀口 そうですね。以前は「打撃だけ」って感じで見られてたんですけど、だんだん寝技のスキルも上がってきたんで、だいぶ寝技と打撃の左も縮まってきたかなって。

 

――では、ゴーディノ戦では、そういう部分も見られるかもしれない、と。

 

堀口 そうですね。使わなきゃいけない場面が来たら使いたいですね。局面局面で自分の一番いい動きを見せたい。

 

――最後に、堀口選手は日本人UFC王者第1号が期待されていますが、2015年はもちろんそれを目指していきますか?

 

堀口 そうですね。いま日本人で自分が一番タイトルに近いと思うし、チャンピオンになれると思ってるんで。ならなきゃいけないって思ってますね。頑張ります。負けなきゃいいって話ですから、やりますよ。期待しててください!

 

Photo Courtesy of UFC)
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