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  • 2014.06.19

UFC 2連勝! 9.20日本大会出場濃厚なストラッサー起一を独占直撃!! 「UFCで勝ったことで、ようやくプロのスタートラインに立てたと思ってます」

6.14『UFC 174』(カナダ・バンクーバー)で、ブラジルのダニエル・サラフィアンを1ラウンド、リアネイキッドチョークで見事に一本勝ち。見事、UFC2連勝を果たした国本“ストラッサー”起一。地方(大阪)在住で、HEATという名古屋を拠点とする格闘技イベントから世界最高峰の舞台にのし上がり、9月20日のUFC日本大会出場も濃厚と噂されるストラッサーを、『ビッグファイト』が帰国直後に独占直撃した。

 

 

「日本の選手がUFCに出るたびに、『次は自分の番だ』とずっと思ってやってきました」

 

――まずはUFC 2連勝おめでとうございます!

 

国本 ありがとうございます! 皆さんの応援にホント感謝しています。

 

――ブラジルのダニエル・サラフィアンに1ラウンド一本勝ちという結果でしたが、あらためて試合を振り返ってみて、いかがでしたか?

 

国本 正直、試合前は3ラウンドまでフルに使って、勝ちを奪いにいくって考えてたんですけど。1ラウンドに金網際に押し込んで、テイクダウン奪って、自分のカタチに持ち込むことができたんが、良かったと思いますね。

 

――テイクダウンして、サラフィアンが立ち上がろうとしたところで、バックに回ってチョークでしたもんね。

 

国本 あのバックに回ってからチョークを取るまでの動きっていうのは、もう、うち(総合格闘技道場コブラ会)の三島(☆ド根性ノ助)代表とずっと練習してきたカタチなんですよ。そのポイントが試合のときにいい感じに重なって、取ることができましたね。

 

――繰り返し繰り返し練習して、自分の身体にしみ込ませた動きが、あの大一番でしっかりでたわけですね。

 

国本 はい。

 

――バックを奪ってからリアネイキッドチョークを極めるまでが一体となっていたというか、凄くスムーズでしたもんね。

 

国本 そうですね。自分も映像で見直してみたんですけど、きれいに対応できたと思います。

 

――それにしても、デミアン・マイアの弟子である柔術黒帯の選手から1ラウンドで一本勝ちっていうのは、インパクトがありましたよ。

 

国本 でも、ボクも三島の弟子なんでね、そこは負けてないかなって(笑)。

 

――なるほど(笑)。三島選手も日本有数のグラップラーで、柔術黒帯ですもんね。そして今回は、一本勝ちだけでなく、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれて、5万ドルのボーナスも獲得! これはすばらしいですね。

 

国本 ありがとうございます。ボーナスで5万ドルもらえたっていうのは本当にうれしいんですけど、それ以上に、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(サブミッション・オブ・ザ・ナイトとノックアウト・オブ・ザ・ナイトから改称)に選ばれたことで、自分というファイターに注目してもらえるっていうことが、何よりうれしいですね。

 

――お金以上に、賞を獲得するぐらいのファイターなんだとアピールできたことがうれしいと。

 

国本 そうですね。UFCに上がってる選手でも、なかなか簡単には獲れないものだと思うんで。

 

――パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト獲得を、国本選手自身が知ったのはいつだったんですか?

 

国本 試合をやった日の夜遅くですね。全試合観終わったあと、「獲れるんちゃうか?」っていう期待は多少あったんですけど、実際に知らされたときは、本当にうれしかったですね。

 

――今回は、体調もかなり万全だったんですよね?

 

国本 はい。カナダに入って、試合の4日前で8.2kgオーバーだったんですよ。そこから体重もきれいに落ちたんで、いいかたちで試合に挑めましたね。

 

――3日で8.2kgも落としたんですか!?

 

国本 はい。でも、ずっとウェルター級でやってきて、自分がどれくらい落とせるかっていうのはもうわかってるんで。これまでやってきた経験が活きて、いいかたちでオクタゴンに上がることができましたね。

 

――初のナンバーシリーズの大会でしたけど、違いとか感じましたか?

 

国本 やっぱり感じましたね。前回は(1月4日の)シンガポール大会に出させてもらったんですけど、今回は会場の大きさがまず違いました。1万何千人も入る会場で、それが満員ですからね。

 

――もちろん、これまでで一番大きな会場ですか?

 

国本 あそこまで大きな会場ではやったことないですね。ただ、シンガポールでの経験が活きたのか、今回、控室からオクタゴンに上がるまで、凄く落ち着いていけたんですよ。普段、日本だと試合前から闘争モードに入ってピリピリだったんですけど、そこは一皮剥けたのかなって。逆に落ち着きすぎで、日本でテレビを観てた知り合いの中には、「こいつ、気合い入っとんのか? 大丈夫か?」って思った人もいたみたいで(笑)。

 

――前回のシンガポール大会では、1ラウンドに反則勝ちとい不本意な結果でしたけど、一度UFCのオクタゴンに上がっているという経験が活きたわけですね。

 

国本 はい。ホンマに腹据えて、試合に集中して、「どうやって相手を倒してやろうかな」っていう気持ちで、ケージの中に入れましたね。

 

――でも、いざ試合が始まると、やはり緊張もあったんじゃないですか? 試合開始直後は、ちょっと硬いなって思ったんですけど。

 

国本 最初は緊張というか、相手との距離感の問題ですよね。それをつかむまで、距離だけは気をつけなアカンなって思いながらやってましたんで。

 

――序盤に左のフックをもらったとき、「ヤバい!」って思ったんですけど、あれで目覚めた部分ってありました?

 

国本 あれはまさに、距離感をつかむ前にもらってしまったんですけど、効いてはいなかったんですよ。映像で観たら、ちょっとふわっとした感じにはなってますけど。あれをもらったことで、相手との距離をしっかり考えたうえで、上下左右の動きをしっかりやらなアカンなって思わされた一発でしたね。

 

――一発もらったことで、いい意味でスイッチが入ったというか。

 

国本 そうですね。あそこからシフトチェンジして、冷静に自分がやるべきことをやることができましたね。

 

――あのあと組み付いて、金網に押し込んで、テイクダウンを奪えたわけですもんね。そして試合後は、ジョー・ローガンのインタビューで「9月の日本大会に、ぜひ自分を起用してください」というアピールがありましたけど、あれは元々言おうと思ってたことなんですか?

 

国本 もちろん、考えてたことではあったんですけど、勝っても判定勝ちとかじゃ言えないな、とも思ってたんですよ。でも、いい勝ち方ができたんで。日本大会はいいカードがいろいろ組まれるでしょうし、すでに残ってる枠は少ないとは思うんですけど、「ここはアピールすべきやな」って自分の中で思ったんで、アピールさせてもらいました。

 

――アピールするには、最高のかたちでしたもんね。

 

国本 ちゃんと自分の立場もわきまえて。今回の勝ち方だったら、言ってもいいかなって思いました。判定勝ちだったら、言ってなかったと思います。

 

――実際、日本大会出場はどうなりそうですか?

勝利後インタビューを受ける国本
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