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  • 2014.12.04

GK金沢克彦コラム #24

GK金沢コラム連載第24回!! 「『新日本プロレスワールド』配信開始」

ガラケー派のGKもいよいよスマホに!? 

 12月1日、新日本プロレスとテレビ朝日の協業である新配信サービス『新日本プロレスワールド』のスタートが発表された。月額999円(税込)というリーズナブルな値段で、1・4東京ドームをはじめ、新日本の主要大会、過去45年の貴重なアーカイブ映像、オリジナルのドキュメンタリーなどが無制限で視聴できる。パソコン、スマートフォン(以下、スマホ)、タブレットでいつでもどこでも試合を観られるという画期的なサービス。まさに時代に即した、最先端をいく動画配信サービスなのである。

 

 同様の動画配信サービスは今年1月、WWEが『WWEネットワーク』としてすでに始めており、加入者数は70万人と言われ

ているが、新日本の目標は100万人。日本ではあらゆるスポーツに先駆けてのチャレンジとなるわけだ。木谷高明オーナーは、「スマホの普及率がいま凄い。たとえばテレビだと家に帰ってから見てもらうしかないが、スマホなら『ホラ!』とその場で人にも見せられる」と、とくに若者の間での口コミ効果が期待できると言う。たしかに、それは言えてる。電車に乗ると、新聞を読んでいる人、雑誌を読んでいる人、漫画を読んでいる人はまず見かけなくなった。ほとんどの人がスマホをイジッている。タブレットで漫画を見ている人もときに見かける。そんななか、『東京スポーツ』を堂々と読んでいるのは私ぐらいだし、いまだにガラケーをイジッているのも私ぐらい(笑)。

 今年の夏ごろまでは、「日本で最後のガラケー使用者になってやる」と思っていた私であるが、最近どうも携帯電話の調子が悪い。機械はいずれガタがくるもの。もはや流行とか使いやすさとかサービス云々以前の問題として、スマホに代えなきゃいけないなあとマジで感じている。まして、いままでふつうにガラケーの携帯で見ることのできたサービスが次々と終了してしまったりで、本当に不便になってきたのだ。友人、知人から送信されてきた写真も開くことができないケースが増えてきたし(苦笑)。だから、俺は時代に負けたのではない、機械が勝手についていけなくなったのだ――そう思ってそろそろスマホに代えようかと画策している。

 

 それにしても会見からわかったことだが、棚橋弘至がごく最近スマホに代えたという話が個人的には気にいった。いいぞ、タナ。そういえば、先だって後楽園ホールで携帯をイジッている中邑真輔をチラッと見かけたが、真輔が持っていたものもガラケーに見えた。もし私の見間違いではないとしたら、「いいぞ、真輔!」と言いたい。IWGPの2大チャンプがガラケーだったなら、私のやってきたことに間違いはなかったのだと自信を持てるではないか!?(※なんか意味不明かな?)。

 

 それにしても、時代の流れ、変化というのは改めて凄まじいなと思う。1990年代半ばから携帯電話が普及し始めて、まず社会から生活から、すべてが変わった。自宅にいるか、会社にいるかのどちらかでしか連絡のつかなかった人と、いつでもどこでもつながるようになったのだ。私の知るかぎり仕事関係者のなかで、最後まで携帯電話を持たなかった人は菊池孝さん(故人)ぐらい。まあ、頑固というか絶対に自分の信念を曲げないカッコいい菊池さんが携帯を持っていたら、逆に気持ち悪かったと思うが……。

 

 だけど、携帯が普及してイチバン感じたことは、昔のドラマや映画が、原作を根本から変えないと再現できなくなってしまうということ。たとえば、大ヒット作の『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』など。こういった当時トレンディと言われながら、じつは純粋な恋愛ドラマは、相手と連絡がつかないことによるすれ違いから人生がどんどん変わるし、恋人との関係、感情も徐々に変わっていく。ほんの一瞬のすれ違いが恋人同士の仲を裂いたりなんだりする。もう、そこにすべての要因があると言ってもいい。

 

 これって、当時、携帯電話があれば万事オーケーですべて解決してしまうことばかりだったりするのだ。プロレスだって同様だった。

 

 正確にはプロレス中継となるが、まだ経済的に家庭用ビデオが買えなかった大学1年~2年生のころ、私はなにがあろうと金曜日は午後8時までに帰宅した。プロレスファンはみんなそうだった。『ワールドプロレスリング』を観戦するときは正座して観ていたし、その時間帯には絶対に電話などしないように家族にも友人にも運動部のみんなにも言っておいた。私にとって、金曜午後8時~9時の1時間は聖域というか、人生においてもっとも崇高な、グローバルオナ―ドな時間帯だったのである。

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