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  • 2014.06.19

7.6WRESTLE-1両国大会を控え、征矢がワイルド説法!? 「暑苦しい顔をしているなら、それを武器にすればいい。それもひとつのワイルドです!」征矢学インタビュー(前編)

独特のワイルドなキャラクターで全日本プロレス時代に一躍ブレイクを果たした征矢学。現在はフリーランスとして、武藤敬司率いるWRESTLE-1や大日本プロレスに参戦中だ。WRESTLE-1ではフリーながら、いきなりマッチメイカーという役職に就いたりと、新団体の成功の鍵を握る選手として、派手に暴れ回っている。そんな征矢は、今年2度目の両国国技館大会『FIGHTING ENTERTAINMENT WRESTLE-1 衝撃~IMPACT~』を7月6日に控えているWRESTLE-1をどのように見ているのか? そして、征矢の独自のワイルド論とワイルドの起源に迫る!(収録日:2014年6月16日)

 

「昔から、会社に期待されてなかったから、逆に自分のやりたいことを進めやすかった」

 

──実は今回、『ビッグファイト』という新しいプロレス・格闘技サイトを立ち上げることになりまして、その第1回の更新にWRESTLE-1や大日本プロレスでご活躍中の、征矢さんにご登場いただけないかと思って、お伺いしたんですよ。
 

征矢 第1回が私で大丈夫なんですか? なんか、先行き不安ですね。
 

──いやいや、やっぱり最初はワイルドな人で景気良くいかないと!


征矢 そういうことなら、私に任せてください。


──お願いします(笑)。ところで、征矢さんはいまはフリーという立場なんですよね?

征矢 そうですね。まあ、元々は去年、全日本プロレスが分裂した時に残った状態だったんですけど、欠場した期間が長かったこともあって、この先、ずっとプロレスをやっていけるのかなっていう不安があったんですよね。で、残ったままでも対戦したい相手と対戦できないような状態だったので、じゃあいっそのことフリーになろうかと。


──去年の分裂騒動の時は、ちょうどヘルニアで長期欠場中だったんですよね。


征矢 ヘルニアもあったんですけど、目も斜視の手術をしたし、肩も学生の頃の脱臼の影響で良くなかったんですよ。要するに左の上半身が重点的にヤバい状態でしたね。


──でも、フリーになっても、WRESTLE-1だったり、大日本だったり、いろいろオファーがあるのもこれまでやってきたことが実を結んでいるんじゃないですか?


征矢 まあ、オファーというか、WRESTLE-1と大日本に自分が対戦したい相手がいるというのが正直な話だったので。私からお願いもしましたし、先方からも「是非」ということを言っていただいて。


──なるほど。でも、WRESTLE-1に来てからはマッチメイカーという要職にも就かれて。


征矢 そうですね。まあ、武藤さんの発案なんですけど、なんなんだっていう(笑)。


──みんなそう思ったと思いますよ(笑)。


征矢 どこの団体にもマッチメイカーっているんですけど、本当にマッチメイカーに就任して、なおかつそれをキャラクターにして、皆さんの前に出るパターンはいままでなかったと思うんですよ。表にはあまり出てこない役職じゃないですか?


──わりと隠されている存在ですよね(笑)。


征矢 私はそれがおもしろいなと思いましたね。武藤さんにご挨拶に行った時に、「おまえ、いつ復帰するんだよ?」って言われたんですよ。一応お医者さんと話をして、2月に復帰する予定だったんで、それを言ったら、「じゃあ、1月はカネどうすんだよ? 仕事ねえじゃねえか。ニートか?」って言われて(笑)。


──武藤さんは相変わらずストレートですね(笑)。


征矢 まあ、それに近いものはあると思うんですけど、「実家にでも帰ろうと思ってます」って言ったら、「じゃあ、おまえ試合しなくていいから、マッチメイカーで出ろよ」って言っていただいて。


──ああ、武藤さんも手を差し伸べてくれたんですね。でも、ワイルドな征矢さんがマッチメイカーみたいな繊細な業務をするというのもなかなか大変なんじゃないですか?


征矢 マッチメイカーになってからは、主張してくる人に対してはちゃんとやり取りしますけど、主張してこない人の意見は聞いてないですよ。


──聞いてない(笑)。


征矢 はい。やっぱりプロレスというのは自己主張あっての世界だと思うんですよ。何も言わないで試合をするだけだったら、何も始まらないし、自分の進む道は作れないと思うんですよね。私もわりかし自分がやりたいことは、会社に言ったりするタイプなので。


──言ってこなきゃ知らないよと。


征矢 そういうことです。だから、若手なんかは自己主張がなかなかできないので、どうしても同じカードになっちゃったりするのがあったんですけど。まあ、言われましたよ、「また、同じカードか」って。大変ですよね、マッチメイカーって。


──ハハハハ! それはさておき、WRESTLE-1は去年の9月に旗揚げして、征矢さんはその頃まだ全日本にいたわけですけど、外からはどういうふうにこの団体のことを見ていたんですか?


征矢 いままでマイクを持って話をしてなかった人が話をしたりとか、見た目もコスチュームを変えたりして、華やかになったっていうイメージが凄いありましたね。だから、やってないことをやっている人が多い。河野(真幸)さんなんか全日本の時はマイクを持つ人じゃなかったじゃないですか? どちらかと言うと、喋らない人だったんで。


──そうですね。


征矢 まあ、中には変わってない人もいますけど、特に後輩にはね。もっとはっちゃけてもいいのかなと思うんですけどね。


──征矢さん自身がはっちゃけて道を切り開いてきたわけですからね。


征矢 まあ、私は昔から、会社に期待されてませんでしたから。


──期待されてませんでしたか(笑)。


征矢 ただ、そういう扱いだったので、逆に自分のやりたいことを進めやすかったのも事実ですね。


──全日本時代の後半は、かなり好き勝手にワイルドなことをしてましたからね。


征矢 KAIとかは、どうしても「俺がこの団体を背負ってかなきゃいけない」という気持ちが強いし、だから、自らを「エース」と言ってしまう。会社もKAIを持ち上げたいんでしょうけど、そういう環境に置かれると大変ですよね。


──まあ、期待されるほうは期待される重圧とかもありますからね。


征矢 私がKAIのような立場だったら、大変ですよ。もしかしたら、ワイルドという一面を皆さんにお見せする機会がなかったのかもしれない。そういう縛りがない分、私は好き勝手にやらせてもらえたというのはありますね。


──ワイルドが征矢さんの内に秘められたままで終わってしまった可能性もあると。

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