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  • 2014.06.19

「小3ぐらいの頃から、相撲で中学生を振り回すぐらい強かったんですよ」 竹下幸之介のフューチャー&パスト(前編)

竹下幸之介
一昨年のDDT武道館大会で、現役高校生レスラーとしてデビューした竹下幸之介。その後も187センチの長身と陸上競技で鍛えた運動能力を武器に、早くもDDTトップ戦線で活躍している。2013年末には、現役高校生として初めて「プロレス大賞」の新人賞を獲得。そして今年の春には日本体育大学に入学して現役大学生レスラーとなり、さらにDDTとオスカープロモーションの業務提携により、飯伏幸太とともに芸能活動のマネジメントをオスカーが担当することが決定。リング内外で話題を振りまき、DDTばかりか、プロレス界の近未来を担う人材として最も注目を浴びている若手と言っていいだろう。そんなプロレス界の“ザ・フューチャー”竹下幸之介とは、いったい何者なのか? プロレスラーになるまでと、そしてこれからの野望について話を聴いた。(収録日:2014年6月9日)
 

「プロレス教室で受け身を取るの、超楽しかったですね」


――今回、『ビッグファイト』という会員制サイトが新しくオープンするんですけど、新サイトにふさわしい、フレッシュな人にインタビューしたいと思ったときに、これはもう“ザ・フューチャー”竹下選手しかいないだろうと。

竹下 ありがとうございます。

――まずプロレスラー・竹下幸之介のルーツからお聞きしたいんですけど。そもそも、お父さんがアントニオ猪木信者だったんですよね。

竹下 そうですね。で、お父さんがある日、「アントニオ猪木だったら、仮面ライダーには勝てるんじゃないか? ウルトラマンはさすがに体格差があって無理だけど」って言ったらしいんです。ボクは2歳とかだったんで、よく憶えてないんですけど、まあ冗談ですよね。でも子供心に衝撃だったんですよ。

――「あのライダーに勝てる人がいるの!?」と。

竹下 そこからは、レンタルビデオ屋に行っても特撮モノとか借りずに、プロレスのビデオを毎週借り続けて。幼稚園入るときにはもう、そのお店にあった新日本のビデオを制覇して、FMWにいってましたね。

――FMWに夢中な幼稚園児(笑)。

竹下 その頃はサムライTVとかなくて、ビデオしかなかったんですよね。毎週3本借りて、一週間で何回も観て。観るのがなくなったら、また端から借りて。

――小さい頃に観た試合で印象に残ってるのってあります?

竹下 ハヤブサ&田中将斗vsテリー・ファンク&ミスター・ポーゴっていうのがあったんですよ。(1996年5月5日に川崎球場で行なわれた、ノーロープ有刺鉄線電流地雷爆破ダブルヘル時限爆弾トルネードタッグデスマッチ)。その試合をひたすら観てましたね。FMWを観たのはそれが初めてだったんですけど、幼稚園児には衝撃的で。

――爆破はするし、特撮と違って血がホントに出るし。でも幼稚園だと、周りにプロレスファンっていないですよね?

竹下 全然いないです。いまと違ってネットもないんで。だけどプロレス技を友達にかけたりはしてました。毒霧の練習をやって怒られたり。

――そこからプロレスラーになろうと思ったのはいつですか?

竹下 クリス・ベノワが世界ヘビー級のベルトを巻いたときなんで、小学校4年生ですね。その頃はもう、ケーブルTVでWWE観てました。

――竹下選手は大阪出身で、小学生の頃は大阪プロレスのプロレス教室に通われてたそうですけど、そこでは誰が教えてくれてたんですか?

竹下 最初はタイガースマスク(現・丸山敦)さんと、ペロさんでしたね。

――ああ、レスラー犬のペロさん。あの、犬の格好のまま教えてくれるわけですか?

竹下 そうですね(笑)。

――そもそも小学生向けのプロレス教室って何を教えてくれるんですか? 技をかけたりするわけじゃないですよね。

竹下 ちょっとだけ基礎体みたいなことをやって、マット運動とかの遊びがほとんどです。リングの上で相撲を取ったりするんですけど、タイガースさんたちのアイデアで、6人タッグをやったり、イリミネーションマッチとかいろいろやるんです。
――相撲だけどカットプレイしたりするわけですね。超おもしろそう(笑)。

竹下 タイガースさんたちがやってた「的場プロレス」っていう自主興行でも、相撲の試合をやってました。あれは楽しかったですね。でも途中でコーチが変わって、いまで言うHUB選手になったんですよ。そこからは超厳しいプロレス教室になってしまいまして、小学生がひたすら受け身とかロープワークの練習をするようになったんです。それで辞めた子も何人かいたぐらいで。

――遊びじゃなくて、ホントにレスラー志望の人がやるような内容で。

竹下 でもボクはむしろそっちのほうがハマったんですよ。受け身を取れるのが楽しくてしょうがなかった。そこらへんですね、プロレスラーになりたいと思ったのは。

――タイガースさんがその頃のことをブログで書いてたんですけど、「プロレス教室の子どもたちに相撲をやらせたけど、竹下は当時からズバ抜けすぎてて、相手を探すのも一苦労だった」と。

竹下 ああ、小3ぐらいから、中学生を振り回すぐらい強かったんですよ。

――えーっ! 当時から身長は大きかったんですか?

竹下 いえ、その頃は普通でしたけど、力が強くて。

――小学生って部活やってないですよね。なんで強かったんですか?
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