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  • 2014.09.25

Sing,Dance,DESTROY!!! ヒゲ女装外国人、レディビアードとは何者か?【前編】

昨年11月、ユニオンプロレスに“流浪の格闘家”リチャード・バーンが初参戦した。当初はテコンドースタイルのふつうの外国人かと思われたが、今年2月、石川修司に敗れたバーンは、突如“本当の姿”として、女装スタイルの「レディビアード」という顔を明らかにし、ユニオンプロレスに入団することとなった。その後も定期参戦したレディビアードは、6月にはチェリーの保持していた女子王座であるユニオン認定Fly to Everywhereワールドチャンピオンシップまで獲得(※その後、ベルトは紫雷美央に移動)、DDTの両国大会にも出場した。
同じ頃から、レディビアードはプロレス界以外でも大ブレイク。ツイッターをやっている人であれば、レディビアード本人のアカウントをフォローしていないとしても、彼(彼女?)の画像を何度も目にしているはずだ。レディビアードはそのルックスのインパクトと可愛らしさであっという間に人気者になり、ツイッターでのフォロワーは5万人を超え、連日さまざまなメディアに登場。早稲田塾や高須クリニックなど多くのCMにも出演するなど、世間を騒がせている。プロレスラーのほか、パフォーマー、ヘビーメタルシンガーなどの多くの顔を持つヒゲ女装外国人、レディビアードとは何者か?
「デビュー2戦目で、お客さんが『レディビアード! レディビアード!』ってチャントしてくれマシタ」


――レディビアードさんはあっという間に人気が出たので、おそらくいろんなメディアで何度も「何者なんだ」と聞かれてるかと思うのですが、プロレスラーとしてはあまり掘り下げられてないと思うので、今日はその辺りを中心に話を伺いたいと思います。

レディビアード どうもありがとうございマス!

――日本語が非常にお上手ですね。

レディビアード 日本語、大丈夫! でもヘビーメタルをやってるんで、耳はちょっと悪いネ。なので声はちょっと大きくお願いしマス(笑)。

――了解しました(笑)。まずプロレスラーとしての経歴を聞かせてください。オーストラリア出身だそうですが、2009年に香港に渡ってプロレスデビューされたそうですね。なぜ香港だったんですか?
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本人に聞いた見どころは
「DDTさんに借りた釘バットでやったスイカ割り!」
とのこと。
レディビアード もともとはオーストラリアでスタントマンの仕事をしてたんデス。そのときのセンセイに「香港のほうが仕事がたくさんある」と言われて、香港に行ったんですネ。そして香港を拠点に活動するようになった頃に、プロレスも始めマシタ。香港でプロレスの映画も出ましたネ。白人のプロレスラーが必要というときに、それをできるのは香港にワタシしかいなかったから、いいポジションだったネ(笑)。

――ちょうど良かった(笑)。ちなみになんという映画ですか?


レディビアード 英語のタイトルだと『The Fortune Buddies』(原題:『勁抽福祿壽』)。インターネットで観ることができるかもしれないけど、全部中国語ね。字幕はナイ(笑)。

――探してみます。香港でプロレスデビューしたときは、最初からいまの女装スタイルだったんですか?

レディビアード 最初からレディビアードだったネ。

――レディビアードは、香港でも受け入れられたんですか?

レディビアード ハイ。初めての試合のとき、「ワタシはこのスタイルが好きだけど、香港の人は、ヒゲいっぱいで女装してて、広東語も得意ではない白人は大嫌いじゃないのカナ?」って考えマシタ。でもみんな、凄く好きだと言ってくれて、デビュー2回めの試合のときには、エントランスの前で「レディビアード! レディビアード!」ってお客さんがチャントしてくれマシタ。ビックリだったネ。

――へえー! もしかしたら「可愛い」っていう概念が独自に発達してる日本だからこそレディビアードさんが受け入れられてるのかなと思ってたんですけど、そんなこともないんですね。

レディビアード そうですネ。去年、日本に来る前に一度オーストラリアに帰ったんですけど、そこでも認められて、ビックリしたしハッピーでしたネ。

――その頃からいまみたいに、音楽のライブもやられていたんですか?

レディビアード ハイ。やってマシタ。

――日本にはプロレスラーでありながら音楽のライブをやるという人はほぼいないですね。

レディビアード ホント? でもワタシはプロレスがすべてではなく、パフォーマンスのひとつでプロレスもやっているという位置づけなので、ワタシのなかでは自然なこと。

――そうですね、「プロレスラーが音楽をやってる」という感じでもないですもんね。先ほど、本格的に日本に来たのは昨年秋という話がありましたけど、2011年にも日本でライブをやられたそうですね。

レディビアード ハイ、ライブツアーをやりましたネ。

――日本に来たのは何がきっかけで?

レディビアード 香港でライブやプロレスをやっていたときに、毎回いろんな人に「あなたは日本に行くべき」「日本人はあなたのスタイル大好き」って言われてマシタ。

――へえー。そうやって日本を勧められる前に、日本のことは知ってました?

レディビアード ハイ。ワタシはもともと声優もやってて、日本のアニメを日本語から英語に吹き替えしてたからネ。

――スタントマンとか声優とか、いろいろやってますね(笑)。日本のアニメっていうのは、どういう作品の声優をやってたんですか?

レディビアード 『ちびまる子ちゃん』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『(天元突破)グレンラガン』、『(機動戦士)ガンダムAGE』、『SDガンダム三国伝』……いっぱいデス!

――えっ、メジャーな作品もたくさんやってますね。例えば『ちびまる子ちゃん』だと何役だったんですか?

レディビアード トモゾーサン。

――友蔵おじいちゃん! 日本人なら誰でも知ってるキャラですよ。そういえばレディビアードさんの持ち歌に『おどるポンポコリン』がありますけど、あの曲も昔から知ってたってことですね。

レディビアード ハイ! 声優やってたときは、毎日毎日、日本のアニメを観て、日本の文化を勉強しました。例えば『ちびまるこちゃん』を観ると、みんな学校に行くときは黄色い帽子を被ってる。あれはオーストラリアにはありませんネ。だから「彼らはなぜ黄色い帽子を被ってる?」ってグーグルで調べたりしてましたネ(笑)。

――なるほど。日本人の文化を学ぶには、アニメっていいですよね。

レディビアード 中国人、香港人はみんな日本の文化大好き。だから日本のことをいつも教えてくれたネ。

――そういうこともあって日本でライブを行なったと。いまでこそ、レディビアードを知ってる方がライブに来てると思いますけど、当時はびっくりされたんじゃないですか?

レディビアード ハイ。ワタシのことを知らない新しいお客さんのリアクション見るの、凄く大好きネ(笑)。

――当時のライブレポートをネットで探して読んだんですけど、やはり「最初は驚いたけど、ライブを見終わったらファンになった」というような方が多かったですね。

レディビアード ホント? 嬉しい!
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