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  • 2014.09.25

「国立岡山大学薬学部卒&薬剤師の資格を持った男がプロレスラーになった理由」WRESTLE-1の超新星・吉岡世起インタビュー【前編】

 
武藤敬司率いるWRESTLE-1の若手の中でひときわ輝きを放つ男・吉岡世起。国立の岡山大学薬学部を卒業し、薬剤師の資格まで持っている男がなぜプロレスラーになったのか? HANZO率いる広島県福山のご当地プロレス団体・レッスルゲートから、分裂騒動真っ最中の全日本プロレスに入団し、現在はWRESTLE-1に籍を置く吉岡のこれまでの道のりを聞いてみた。
「プロレスラー志望だったんで、卒業したらすぐにプロレス団体に入ろうと思ってたんですよ。高校は県でも一二を争う進学校だったんですけど、進学志望はなしみたいな(笑)」

──吉岡選手は岡山大学の薬学部出身で、ご両親とお兄さんおふたりはお医者さんなんですよね?

 

吉岡 そうですね(笑)。

 

──めちゃくちゃエリート一家ですよね。

 

吉岡 いや、そうでもないですよ(笑)。

 

──そうでもないことないでしょう!(笑)。出身は熊本だそうですけど、プロレスはいつ頃からお好きになられたんですか?

 

吉岡 6ぐらいですね。真ん中の兄貴がビデオで観ていて、それを端から観ていて好きになりましたね。

 

──お兄さんの影響なんですね。当時は誰が活躍していたんですかね?

 

吉岡 ボクが一番最初にハマったのはAKIRAさんと武藤さんの試合なんですよ。nWoジャパンとT-2000がやっている頃で、武藤さんとAKIRAさんの試合にハマりましたね。それがいまはそのふたりとも同じ会社にいるという(笑)。なんか凄い巡り合わせというか。

──運命的ですね。

 

吉岡 はい。たしかT-2000ができるときに、武藤さんと蝶野さんがハンディキャップマッチで闘っていて、そこにAKIRAさんが乱入してきたんですよ。それが凄い衝撃的でしたね。「なんだ、この人は!」って(笑)。それでAKIRAさんが好きになって、武藤さんも対戦相手だったんですけど、凄いカッコ良かったんで、「どっち応援しよう」っていう感じになったのがきっかけですね。それからちょうどサッカーを観るためにスカパー!に入ったんですけど、そこで放送されたWWEを観て、ハマりましたね。

 

──アメプロのほうにハマってしまったんですね。高校時代はテコンドーをやられてたんですよね?

 

吉岡 はい、やってましたね。最初はプロレスをやりたかったんで、レスリングとかをやりたかったんですけど、熊本はなかなかなくて。プロレススクールも通えるようなところになかったので、どうしようかなと思ったんですよ。で、柔道もなんかありきたりだと思ったんで、打撃をやりたいなと思って、最初にちょっとだけキックボクシングをやったんですよ。でも、親が「武道のほうがいい」と言ったんで、近くにテコンドーの道場が偶然あって、そこの道場はオリンピックの日本代表の選手がいるようなところだったんで入ったんですよ。

 

──じゃあ、その頃から将来的にプロレスをやろうというのは考えてらしたんですね?

 

吉岡 もう中学の頃からずっとプロレスをやりたかったんですよ。でも、熊本にはプロレスをできる環境がなかったんで、なんか役に立つことをやっておこうということで、テコンドーを始めましたね。

 

──それは将来的にプロレスをやろうというということじゃなくて、もういますぐにでもやりたいっていう感じだったんですか?

 

吉岡 そうですね。将来的にはプロレスラーになりたかったんですけど、始めるなら早いほうがいいかなと思いまして。最初、ボクは高校もあまり行きたくなくて、定時制に通いながらプロレスのスクールに行こうと思っていたんですよ。だから、スクールのある県とかに移りたかったんですけど、親に猛反対されまして。

 

──しますよね、それは(笑)。

 

吉岡 だから、高校までは普通に行っておこうという感じで進学したんですよ。熊本に熊本学園大学っていうのがあるんですけど、そこにプロレスサークルがあって、ハヤブサさんが出たところなんですけど。

 

──ああ、ミスター雁之助さんも在籍していたというサークルですね。

 

吉岡 はい。ボク、そこに一度「プロレスやらせてください」って言いに行ってます(笑)。

 

──ええ!? それはいくつぐらいのときですか?

 

吉岡 1か高2のときですね(笑)。偶然それを見つけて、プロレスを教えてくれるかなと思って。「高校生はダメ」って断られましたね(笑)。ハヤブサさんの出身校ならなんとかなるんじゃないかと思ったんですけど。

 

──でも、それぐらいプロレスに飢えていたんですね。

 

吉岡 もうずっとやりたかったですね。

 

──つまり、友だちとのプロレスごっこレベルではもう満足できない状態だったんですね(笑)。

 

吉岡 そうですね。ずっとレスラーのマネをしてましたからね。人の動きのマネをするのが得意で、橋の上から湖にムーンサルトやったり、セントーンやったりしてましたね(笑)。

 

──結構ハードなモノマネしますね(笑)。

 

吉岡 最初は怖かったですね(笑)。結構な高さからやってましたから。

 

──じゃあ、そうやってプロレスラーになりたいという思いを抱えながら過ごしていて、高校を卒業したらどうしようと思っていたんですか?

 

吉岡 もうプロレスラー志望だったんで、卒業したらすぐにプロレス団体に入ろうと思ってたんですよ。高校は県でも一二を争う進学校だったんですけど、進学志望はなしみたいな(笑)。それで職員会議にかけられたこともありましたよ。

 

──ハハハハ! 問題児じゃないですか(笑)。

 

吉岡 勉強時間はゼロ、進学志望もなし。めっちゃ怒られたことがありましたね。

 

──なんでこの高校に来てんだって話ですよね(笑)。

 

吉岡 そうなんですよ(笑)。ちょっと校則が緩かったんで行きましたみたいな。だから、高3になって進路を決めなきゃいけないっていうときになって、プロレス団体に入りたかったんですけど、全日本とか新日本は身長が175センチ以上じゃないと取ってくれないんですよね。それでどうしようかっていうときに、親から「大学に行きながら両方やる道もあるんじゃないか?」って言われたんですよ。本当はプロレス一本でやりたかったんですけど、もの凄く反対されまして。それで大学に通えながらできるところを探して、広島の福山にあるレッスルゲートに入ったんですよ。

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