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  • 2014.09.11

変態座談会 #8

語ろう! 蝶野正洋変態座談会【後編】

ガンツ さて、前回に引き続き、今回も蝶野正洋変態座談会を振り返っていきましょう!

 

椎名 今回、蝶野さんの話で、はじめて三鷹ってワルを生む街なんだって知りましたよ(笑)。

 

玉袋 そうだよ! 全然、ジブリの森なんかじゃねえんだよ!

 

椎名 アハハハ! トトロの要素なんか、まったくない(笑)。

 

ガンツ まるっきり、『ろくでなしBLUES』の世界でしたもんね(笑)。

 

椎名 団地のエリアには入っちゃいけない、とかね(笑)。

 

玉袋 あの団地論は最高だよ。本当に東京ではそうだったから。団地のヤツらはみんなグレてたもん。

 

椎名 俺なんか静岡出身だから、東京ってそうなんだな~って。

 

玉袋 また、蝶野さんが渋谷に住んでた頃は進学塾でビリだったのに、三鷹に引っ越したらトップだったとか、相当おもしろいね。

 

椎名 三鷹ギャグ(笑)。玉ちゃんは中学時代とか、三鷹に行ったりすることは全然なかったですか?

 

玉袋 全然ないね。三鷹はオスカーっていう映画館があって、そこに行ったことがあるぐれえだろうな。吉祥寺だって行かなかったもん。

 

椎名 まあ、新宿に住んでたら、行く必要ないですもんね。

 

ガンツ まあ、そんな三鷹不良時代の話がおもしろすぎて、変態座談会では2時間も話を聞いたのに、ほとんどプロレスの話まで到達しなかったわけですが……(笑)。

 

玉袋 だってよ、夏男なのに、G1の話まで行かねえんだもんな。

 

椎名 闘魂三銃士結成したところで終わりって、かなりまだ序章だよね(笑)。

 

玉袋 だからまあ、次の機会には蝶野さんのプロレス論ってもんも、しっかり聞きてえよな。G1で5回優勝っていうのは最高記録でしょ?

 

ガンツ そうですね。

 

椎名 2年連続優勝だよね?

 

ガンツ 第1回と第2回が連続優勝で、1回挟んで第4回も優勝。だから、G1初期は4回中3回は蝶野が優勝してたんですよ。そのあと、破壊王が亡くなった年にも優勝して。

 

玉袋 G1でひとつのキャラを作ったんだよな。新日の夏男っていう。

 

椎名 そうですよね。三銃士では蝶野が一番地味だったけど、あれで実力者のイメージができましたよね。

 

玉袋 だから、うまく分配してるんだよ。武藤と橋本はIWGPチャンピオンで、蝶野はG1チャンピオンっていうね。

 

ガンツ 蝶野もエースとして団体背負ってみたいなタイプじゃないから、G1みたいな要所要所で光るのが合ってるんですよね。

 

玉袋 あの蝶野さんのガツガツしてねえところが好きなんだよ。

 

ガンツ だから、あの頃の新日の長州力のマッチメイクっていうのも、実はすげえ良かったっていう。

 

玉袋 ああ、あれは長州だもんな。

 

ガンツ 90年代前半は、かなり天才的だったって言いますからね。後半、時代からズレちゃっただけで。ジュニアの祭典も全部長州ですもんね。

 

玉袋 ああ、そうなの。『スーパーJカップ』。

 

ガンツ あれは表向きはライガーのプロデュースってなってますけど、じつは長州がすべてプロデュースしていたという。

 

玉袋 じゃあ、10・9のUインターとの対抗戦まで、すべて当ててたんだな。

 

ガンツ 何をやっても当たるって感じだったんでしょうね。

 

玉袋 だから、Uだろうが何だろうが、なんにも怖くねえっていうね。

 

ガンツ それで三銃士は、長州っていう親方の子分にはならず、みんな特別なポジションを築いてましたよね。

 

玉袋 蝶野は品のあるヒールになってな。

 

ガンツ そうですよね。スタイリッシュなヒールって、日本では初めてですよね。

 

玉袋 そうだよ。それまでは上田馬之助とかよ、ミスター・ポーゴとかよ(笑)。

 

ガンツ その系統しかなかったんですよね(笑)。

 

椎名 怪人だもんね、ポーゴとか。

 

ガンツ 火噴いてんですから(笑)。

 

玉袋 だから、蝶野は火も噴かねえし、凶器も使わねえで、ヒールとしてあれだけの地位を築いたんだから凄い!

 

椎名 袋だたきにしたあと、スプレーで落書きするのは、三鷹時代の片鱗が感じられるし(笑)。

 

玉袋 三鷹仕込みだよ。

 

ガンツ また、ヒールのキャラに任せて、会社批判とかもズケズケ言いまくってたのも良かったですよね(笑)。

 

椎名 ギミックの中でね(笑)。

 

ガンツ 「取締役連中はゴルフ三昧だ!」、「この会社は腐ってる!」って、全部本当のことじゃねえかって(笑)。

 

椎名 藤波さんのこと「無能社長!」って言ったりね(笑)。

 

玉袋 おもしれえな~。

 

ガンツ また、nWoがめちゃめちゃ当たったじゃないですか?

 

玉袋 当たったよな。

 

ガンツ あれでグッズの売上から、観客動員からすべて上がっちゃって、あれが当たりすぎて、新日本はグレイシーとか格闘技への対策が遅れちゃった気がするんですよね。

 

玉袋 なるほど、なるほど。nWoバスにも変えたしよ。

 

椎名 でも、ずっとnWoバスに乗っていたかったのに、猪木がアメプロ路線に「ダメだ」って言ったんだよね。

 

玉袋 それで結局、『アルティメットクラッシュ』までいっちゃうから、わけがわからねえんだよ。

 

ガンツ 髙田vsヒクソンのときが、ちょうどnWoの絶頂期だったんですよ。だから、まったく相手にしないみたいな感じだったんですよね。

椎名 そうか。

 

ガンツ それで昭和の新日ファンは「新日本はあんなnWoなんか」って言って(笑)。

 

玉袋 たしかにそれもあったね。俺もあった。

 

ガンツ だから、いまのアメリカンプロレスがベースになってる新日本プロレスっていうのは、蝶野のnWoジャパンによって礎が作られたんですよね。

 

玉袋 まあ、WCWも良かったしな。ライバル団体としてWWFと張ってたからな。

 

ガンツ あの頃は一時期逆転してたんですよね。WCWのほうがWWFより視聴率で上回ってて。

 

玉袋 『マンデー・ナイト・ロウ』と『マンデー・ナイトロ』でな(笑)。で、WWEはロックでもう一回ひっくり帰すわけか。

 

ガンツ WCWは自滅した感もありますけど、アティチュード路線のときは完全にWWEでしたよね。ロックとかストーンコールドがいて、まさかのビンスが出てくるっていう(笑)。

 

椎名 息子とか娘とかね。

 

玉袋 おもしろかったよね、あの頃のWWEは。

 

ガンツ nWoの末期って、新日本もあんな感じにしようとしてたんですよね。藤波社長とかも全部巻き込んで。

 

椎名 それで「無能社長!」とか言ってたんだ。

 

ガンツ でも、新日本はストーリーじゃなくて、ホントに会社がグチャグチャになっちゃったという(笑)。

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