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  • 2014.06.26

今年もG1出場! しかも初戦でいきなり“あの”中邑真輔戦!! 柴田勝頼インタビュー(後編)

「中邑とはなんもないっスね。俺は自分の記憶をもとに、これからも新日本の歴史を繋げていくだけ」

新日本プロレスの真夏の祭典『G1 CLIMAX』の日程と全カードが早くも決定! 柴田勝頼も2年連続で参戦することとなり、Aブロックにエントリーされた。しかも、7・21札幌大会で行なわれる開幕戦ではいきなり中邑真輔と激突! 新日本に戻ってきてから、初の一騎打ちに期待も注目度も高まっている。果たして、柴田はいま中邑をどのように見ているのか?

 

──今年も『G1 CLIMAX』への出場が決定しましたけど、まずは中邑真輔選手と同じブロック、そしていきなり開幕戦で当たるということに驚きましたけど。

柴田 そうなんですか? 自分は「中邑とはなんもないですけど」っていう感じですけどね。注目はそこですか?


──完全にそこですね。以前、中邑選手に聞いてみても、「(柴田とは)とくに何もないですけどね」って言ってましたけど、2人から口を揃えて「何もない」って言われたら、逆に不気味ですけどね(笑)。


柴田 なんもないっスね。棚橋は“オンナ”で、中邑は……なんもないっスね。


──いや、何かに例えてほしいってことじゃなくて(笑)。


柴田 いや、自分はいまの中邑を知らないんですよ。名古屋で1回タッグでやったっスけど、ぶっちゃけほとんど触れてないんで。ホント、こればっかりはフタを開けてみないと、ゴングが鳴ってからじゃないと、わかんない。自分もやっぱりどっかで浦島太郎になってるんですよね。かつて知ってたヤツらがまったく別物になってるから。


──桜庭和志が飯塚高史の変貌にずっと戸惑うように。


柴田 ハハハハッ! いや、それ自分もありますよ。ホントね、もう知ってる記憶の中で別人になっているのがたくさんいるんでね。


──そこは昔のキャラクターと地続きではないんですか? マイナーチェンジをしてるだけというか。ではなく、それぞれがまったくの別人になってる印象ですか?


柴田 まあ、どっかしら面影はあるんですけど……(笑)。


──まあまあ、当の本人ですからね(笑)。


柴田 でも全然、「いったい何があったんだ?」っていうのはありますよ。「俺のいない間に何があってこうなってんだ?」って。


──へえー、おもしろい話ですね。


柴田 だから、フリーの自分としては新日本所属の人間と喋るわけでもない、コンタクトを取るわけでもないんで、「どうして、どうなってこうなってんだ?」というまったく謎のまま2年間を過ごしてますけど。で、実際に闘ってみた人間だけ、ちょっとだけですけど「ああ、こうなんだな」とかってわかる的な。


──へえ! いまもずっとそういう感覚でやってるんですか?


柴田 あります、あります。だって、だいぶみんな……昔と変わってないのって永田(裕志)さんぐらいじゃないですか? ハハハハッ!


──ワハハハハ! それはそれでいい話ですね(笑)。


柴田 逆に(笑)。まあ、自分にとっては(永田が変わっていないのは)いいかなっていう。「そういうの大事だろ!」っていう思いがあるんで。


──自分を押し通すっていう。


柴田 かならずしも「変わる」ということがいいというわけではないんですよ。「いまの時代に合わせて」とか「いまはこうだから」とか、いろいろ理由があったと思うんですけど、自分は決してそれがすべて正しいとは思わないんで。いいものはいいものとして残ってるし、どんだけ古くても“いい試合”って残ってるんで。


──自分を変えることはないという。


柴田 はい、変えることはないと思う。変えて成功した人間もいるんでしょうけど、何もかも変えてしまったら、もうそれは自分じゃなくなるじゃないですか? まあ、そこは人それぞれだと思うから否定もしないですけど。


──そっか、そんな感覚で試合してたんですね。


柴田 はい。


──じゃあ、新日本に“戻ってきた”とはいえ、全然違うところに来た感覚ですか?

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