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  • 2014.08.28

両国大会、近藤修司戦で白星復帰! 飯伏幸太インタビュー(後編)「近藤さんとの試合の後は、知り合ってからの9年間や、いろいろなことが混ざって涙が出てきました」

7・4、新日本プロレス後楽園大会で試合中に脳震盪を起こし、その後欠場を続けていた飯伏幸太。その飯伏が、DDT年間最大のビッグマッチである『両国ピーターパン2014』で復帰を果たした。復帰戦の相手は、WRESTLE-1の近藤修司。試合翌日、あらためて2人の関係から、対戦を終えての感想までを語ってもらった。(収録日:2014年8月18日 撮影:菊池茂雄)
※対戦までの経緯~試合開始前の涙の理由を語った前編はこちら


「スーパーヘビー級を含めたいろんなレスラーとやりましたけど、近藤さんのパワーは別格でしたね」

――近藤さんという、プロレスの師匠的な人と闘うっていうのは、対峙したときに気後れというか怖さとか、あるいは「認めてくれるかな」みたいな気持ちはありましたか?

飯伏 とりあえず3年前の『ALL TOGETHER』ではあんまり絡めなかったので、最後にちゃんと闘ったのは6年ぐらい前ですかね。その6年で自分がどれだけ変わったかっていうのを、出せるかな、ちゃんと伝わるかなっていうのがありましたね。

――飯伏さんはだいぶファイトスタイルが変わってますからね。

飯伏 自分の主に変わった部分っていうのは、たぶんパワーの部分なんですよ。近藤さんとやってた頃ってラリアットとかパワーボムとかってほとんど使ってなかったんで。そのへんが近藤さんに「どうですか?」「これだけ成長しましたよ」みたいなところはありましたね。

――近藤さんもパワーファイターでありながらジュニアのスピードがあるんで、いまの飯伏さんとは近いファイトスタイルですよね。

飯伏 完全にそうなんです。それに、自分がプロレスファンだったときは近藤さんみたいなタイプが好きでした。絶対、近藤さんのファンになってたはずなんですよね。

――スピードもパワーも必要とされるというのは、お2人のルーツであるラグビーがそういうスポーツですよね。

飯伏 そうなんですよ。そこも似てますね。

――近藤選手のファイトスタイルの象徴的な技といえばランサルセですけど、近藤さんがあの技を狙ったところに、飯伏さんが垂直ジャンプでかわして、そのままフットスタンプで頭を踏んだじゃないですか。あれ、なんかで見たことあるなと思ったんですけど、DJニラ戦ではロケットパンチをああやって返してたんですよね(笑)。

飯伏 まさにそうです。

――中澤マイケルさんのスピアーもあれで返してましたよね。なかなかあれは思いつかないし、思いついてもできないですよ。

飯伏 ボクは近藤さんを研究しまくってたんで、あれはたぶんビックリしたと思います。そういう普通の人が思いつかない切り返し方っていうのも自分のプロレスの要素だと思うんで、そういうオリジナルの部分は出していきたいですね。

――なるほど。さきほど「自分が変わったのを見てほしい」って言われましたけど、逆に近藤さんの進化というのは感じました?

飯伏 パワーに関しては確実に昔より増してました。それはたぶん、ボクと近藤さんがやってた頃って、近藤さんの相手って石森さんとかSOS(ヘラクレス千賀&ツトム・オースギ)とか、自分より大きい人とあんまりやってなかったんです。だけど近藤さんは全日本プロレスに行って、ヘビーの人たちと絡んだせいなのか、凄いパワーアップしてました。安定感がありましたね。

――ラリアット合戦とかを見た限り、パワーは負けてない印象がありましたけどね。

飯伏 いや、でもやっぱり凄かったですね。自分もいろんなレスラーとやって、スーパーヘビー級の外国人レスラーともやったんですけど、近藤さんは別格ですね。

――そこまでですか!

飯伏 たぶんですけど、単純に力だけで言ったらまだまだ上もいるんですよ。スピードだけでも上がいっぱいいるんです。それをミックスすると、そのスピード×パワーで破壊力になると思うんです。

――ウエイトリフティングでどれだけ持ち上げるかというような単純な筋力でなく、そこに瞬発力を加えたらどうなるかというか。力の使い方、技への伝え方がうまいってことですかね。

飯伏 そうなんです。その一瞬の力っていうのはいままで感じたことがないですね。

――飯伏さんもヘビー級を持ち上げるパワーがあるし、瞬発力も凄いですよね。

飯伏 恥ずかしいですけど、はい(笑)。そういうふうに言われます。

――でも近藤さんは自分より全然上だと感じましたか?
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