• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2014.07.31

イケメンがジャケットを着ている理由とは? 黒潮“イケメン”二郎の『俺がイケメンになるまで』(後編)「ジャケットを着ての黒潮“イケメン”二郎なんで。ボクは脱がないです」

WRESTLE-1で独特の存在感を発揮している黒潮“イケメン”二郎のインタビュー後編! 今回は6月まで所属していたWNCからWRESTLE-1に移籍する際の心境や、みんなが気になる試合中も着続けているジャケットの秘密を聞いてみた。それでは前回の続きからどうぞ!(収録日:7月23日)

 

「ボク、プロレスに入ってから、社長が5人代わってるんですよ」

 

(前編からの続き)

──みんなが進学や就職活動をしている最中にSMASHに入団されたんですね。

黒潮 そうなんですよ。だから、在学中であんまり会社とかに行けてなくて、情報もあんまり入ってなかったんで、SMASHが潰れるって知ったのも結構直前だったんですよ。「マジで? 大丈夫なのかな?」って思ったんですけど、みんなでWNCを作るって聞いたんで、ビックリしましたね。

 

──WNCに行くことに関しては躊躇なくという感じでした?

 

黒潮 はい。TAJIRIさんについていこうと思っていたんで。

 

──でも、そのWNCも約2年で終わりましたけど、親会社が代わったり、いろいろ大変なことがありましたね。

 

黒潮 そうですね。ボク、プロレスに入ってから、社長が5人代わってるんですよ(笑)。

 

──そんなに(笑)。

 

黒潮 半年に1回ぐらいの割合ですよ(笑)。だから、みんなプロレス以外のことに関しては、TAJIRIさんに対しての不信感は、多かれ少なかれあったと思うんですよ。でも、結局やりたいのはTAJIRIさんのプロレスなんですよね。まあ、みんながそう思っているのか知らないですけど、ボクはそうだったし、結局ついて行かざるを得ないというか。でも、ボクはついてきて、大正解だったと思います。

 

──WRESTLE-1に移籍するっていう話はいつ頃聞いたんですか?

 

黒潮 WNC最後の興行の10日ぐらい前ですね。

 

──直前ですね。

 

黒潮 「そんなが話あるよ」って。で、1週間ぐらい前に「こういうことになったから」って。まあ、レスラーとしては絶対にWRESTLE-1に行ったほうがいいと思ったんですけど、みんなで作り上げてきたWNCっていうのもあるし、気持ち的には複雑でしたよね。ボクには行かないっていう選択肢はなかったんですけど、いまひとつ乗り気にはなれなかったですよ。だから、最後のWNCの興行はやばかったですね。

 

──6月26日の新宿FACE大会ですよね。

 

黒潮 いいこともあったんですけど、悪いこともそれと同じぐらいあった団体だったんですよ。会社の人間関係だったり、選手が辞めたり辞めなかったりっていうのを、ボクは直接的には絡んでいないんですけど、外から見ていて「またか」って思うようなことがたくさんありましたからね。でも、楽しかったし、好きだったんですよね、WNCという団体が。

 

──旗揚げから関わっているわけですから、思い入れは強いですよね。

 

黒潮 最後の興行はメインに出させてもらえたんですよ。TAJIRI&AKIRA&児玉裕輔っていう3人と、ボクと土肥くん、それといま大日本プロレスとかに出ている高橋(匡哉)の6人タッグマッチで。「TAJIRI、おまえふざけんなよ!」っていうのを全面に出して、3人でやってたチームだったんですよ。だから、感動しちゃいましたね。入場でリングアナのアナウンサーがいつも「ディス・イズ・ザ・メインイベント」って言うんですけど、そのあとに「WNCラストマッチ」って言ったんですよ。そうしたら、裏で入場を待っているときに涙が止まんなくなっちゃって。入場する2秒前ぐらいまで止まんなくて。で、メインが終わって、また止まんなくなって(笑)。

 

──その興行の最後の試合じゃなくて、本当にその団体の最後の試合ですもんね。

 

黒潮 でも、WNCのメインを飾れたのは良かったです。これからの自分のためになるとかじゃなくて、いい思い出作りができたなと。まあ、いろいろある中でやってきて、だからこそ、がんばれたというか……ああ、でもあんまがんばってないかな?

 

──そうなんですか?

 

黒潮 言うほど、がんばってないですね。ちょっとナメて始めた部分もあったんで。練習も全部ついていけちゃったし、3カ月でデビューできて、周りの練習生でできない人も多かったんで。だから、ナメてた部分も凄くあったと思います。体重増やす以外は努力してなかったし、いまそのヤバさに気づいて必死にがんばっているんですけど。

 

──身体能力は昔から高かったんですか?

 

黒潮 そうですね。自分で言うのもなんですけど、良かったですね。

 

──高校時代もスポーツは何もしてないんですか?

 

黒潮 なんにもしてないです。

 

──じゃあ、天性のものなんですね。

 

黒潮 だから、周囲からもそう言われてたし、結構ナメてたんですよ。でも、このままやってても身体もできあがらないし、いつか潰れるなと思って、いまめちゃくちゃやってますね。

 

──肉体改造をされたんですよね。

黒潮 いまもしています。体重ごと増やしているんですけど、あまり成果は上がらないですね(笑)。がんばんないと。

 

──なるほど。では、7月から所属選手になりましたけど、WRESTLE-1にはどういう印象を持たれていたんですか?

 

黒潮 ボクは元々楽しい感じで観てました。最初のエンターテインメント性がもっと濃かったときにおもしろいなと思ってたんですよ。日本にある団体の中では一番出たい団体でしたね。

 

──ああ、そうなんですか。

 

黒潮 どこよりも出たかったですね。最初、船木(誠勝)さんとAKIRAさんのシングルがWNCで組まれて、その前にWRESTLE-1でやった前哨戦にボクも出たんですよ。船木&稲葉大樹vsAKIRA&ボクというカードだったんですけど、もう大チャンスだと思いましたね。そのときはWRESTLE-1移籍の話なんてまったくなかったんですけど、これはチャンスだと思って、やり尽くしましたね。思いっきりイケメンぶりも見せつけられたし、試合もできたし。そうしたら、次の後楽園にも呼んでいただいて、稲葉選手とシングルをやったんですよ。で、その次の九州ツアー、後楽園にも呼んでもらって喜んでいたら、移籍の話が来たんでビックリしましたね。

 

>