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  • 2016.12.24

GK金沢克彦コラム #131

GK金沢コラム連載第131回!! 「脊山麻理子プロレスデビュー」

GKも「ついにトチ狂ったか!?」と驚いた脊山麻理子のプロレスデビュー!
2016年最後の現場取材となったのが、12月22日のスターダム・後楽園ホール大会。東スポ『プロレス大賞』の女子プロレス大賞を受賞し、ついでに当コラムの私的“女子プロMVP”、さらにワタクシ金沢のアメブロで6年目となる『ときめきプロレス大賞』でも女子プロMVPを贈呈した紫雷イオ。

今年の女子プロ界のど真ん中を爆走したイオの年内ラストタイトルマッチ(9度目の防衛戦)がお目当てだった。挑戦者は、5・15後楽園ホール大会以来、7カ月ぶりに最高峰の赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)にチャレンジするイオの元タッグパートナー・岩谷麻優。いま現在で、もっとも旬なカードである。

あれっ? よくよく考えてみると、予定が合わなかったこともあって、私自身もスターダムの会場に足を運ぶのは、あの5・15後楽園ホール大会以来ではないかい!? ということは、あれからイオ&麻優のサンダーロックが解散し、イオがイメチェンをしてから初の生観戦となる。本来7カ月も現場も見ていないのはよろしくないことだろうが、事この一戦に関しては生きてくる。7カ月で両選手がどう変化し、試合はどう進化しているのか? それをストレートに感じることができるからだ。

その一方で、この大会はスターダムの後楽園ホール大会にしては珍しい長時間興行となった。通常であれば、スターダムの興行は2時間余。その後は、グッズ販売の時間に費やされる。ところが、この日は異例の3時間半興行。午後6時30分スタートで、エンディングを迎えたのは午後9時50分を過ぎたころ。まあ、そのおかげで、午後6時から東京ドームで行なわれていたKinKi Kidsのライブと終演時刻が被らなかったのはよかったのかもしれない(笑)。 

無論、ふだんの興行より長時間となったのには理由がある。当日の第5試合と第6試合がテレビ朝日のお正月特番(1月4日放送)の番組収録として行なわれたから。『スカウちょ!』という番組名で、その出演者であるタレントの鈴木奈々と脊山麻理子がスターダムのリングでプロレスデビュー戦を行なうというチャレンジ企画。
申しわけないのだが、私はテレビをあまり観ない。観るにしても、ニュース番組かスポーツ番組ぐらいなので、芸能情報に疎いし、ここ最近売れているタレントなどもまったく分からない。だから、「鈴木奈々ってだれ?」とまわりに聞いたとき、みんなに驚かれた。なんでも“おバカタレント”としてテレビで引っ張りだこだという。

一方の脊山さんはよく知っている。知っているというか友人に近い関係なので、これから“さん”付けで書いていく(笑)。 元・日本テレビアナウンサーであり、ここ数年ではグラビアで水着姿を披露したことにはじまり、タレントとしてブレークした感のある脊山さん。なんでも最近では、番組中にマジギレする炎上タレントなどとも呼ばれているらしい。例によって、バラエティ番組などはまったく観ないのでそのへんも私にはよく分からない。
脊山さんと知り合ったのは、彼女が2010年に日テレを退職しフリーランスとなって、2011年10月〜2012年3月までサムライTV『速報!バトル☆メン』の日曜キャスターを務めていた関係から。といっても、私は番組で共演したことはなく、当時、サムライTV総合プロデュサ―だったIさんに会場で紹介されて面識ができた。

そのときはまだ脊山さんが『サムライTV』デビューする前の挨拶まわりで各団体の会場に出向いている段階。たまたまZERO1の新宿FACE大会でのことだった。もともとIさんとは飲み仲間のような関係であったし、そのときZERO1実況アナウンサーのTさんも取材にきていた。場所も新宿・歌舞伎町のど真ん中とあれば、大会終了後には「こりゃもう飲みに行くしかないだろ!」と自然の流れでそうなる。

そこで、お酒もかなりいけるクチの脊山さも一緒に4人で居酒屋に入り、二次会ではカラオケ店へ。そのまま朝までカラオケコースとなってしまった。まあ、酒は強いし、付き合いもいい。それ以降、脊山さんとは何度かグループで飲みにいった記憶がある。

そのとき、いろいろと話を聞いてわかったのは、もともと彼女が筋金入りのプロレスファンだったということ。日テレ時代から、ノアの日本武道館大会や後楽園ホール大会には欠かさず足を運んでいたし、フリーになってからもチケットを買って、メジャーからインディーまでさまざまな団体を観戦してきたというのだ。

タレントとして売れっ子となった最近でも、観戦に来ていた脊山さんに会場でバッタリ会うこともあった。ということで、脊山さんと私の関係はそれぐらいであり、それ以上でもそれ以下でもない。

ところが、今回ばかりは驚かされた。スターダムの12・22後楽園ホールでデビュー戦を行なうことが発表されたのは、大会5日前の17日だった。ただし、この手の情報というのは否応なくひと足早く耳に入ってくる。最初にチラッと聞こえてきたのは、たしか12月のアタマだったと思う。

「脊山麻理子がプロレスデビューします!」

情報はこれだけだったから、ビックリ仰天。正直、「ついにトチ狂ったか!?」と思った(※脊山さん、スマン!)。彼女が好奇心旺盛で、思ったことはすぐに行動に移すタイプであることは知っていたので、本気でプロレスラー転向を目指していると思ったのだ。それから発表の直前になって、テレビ番組でのチャレンジ企画だと知って安心したしだい。

いずれにしろ、これにて12・22後楽園ホールの目玉がまた増えた格好。当日の会場にて。第1試合の最中、トイレに行こうと控室につづく階段を降りて行くと、すでに試合コスチュームに着替えている脊山さんが通路にいた。ふだん通りにおっとりした話しかたなのだが、さすがにすこし表情がかたい。
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