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  • 2015.12.17

GK金沢克彦コラム #78

GK金沢コラム連載第78回!! 「1・4東京ドーム大会の密かな注目カード」

内藤哲也vs後藤洋央紀のシングルマッチに隠されたテーマをGKが分析!!


 突如勃発、復活した感のある年末の格闘技戦争だが、盛り上がっているのか盛り上がっていないのか、イマイチそこが伝わってこない。だけど、ひとつ言えることは格闘技となると地上波放送が動きだす。フジテレビとTBSがゴールデンタイム、プライムタイムでの長時間放送を発表。フジテレビにいたっては、大晦日だけではなく、29日の大会もオンエアする。「格闘技黄金時代の夢よふたたび」なのか、「視聴率に自信あり」なのかはわからない。

 

 ただ、格闘技が衰退していった理由は明白であって、それに比較すると、プロレス界は本当に清廉潔白な世界だと思う。ひと昔前、プロレスが地上波のいい時間帯で放送されない理由は、「流血戦が放送コードに触れる」とか、「社会的イメージがよくないからスポンサーがつかない」というのが決まり文句だった。

 

 いまのプロレス界を見てみれば、流血戦というのはデスマッチ団体以外ではほとんど行なわれることはないし、プロレスの社会的イメージって、かなりいいと思うのだが……。実際、毎日のようにプロレスラーがどこか地上波のバラエティー番組などに出演しているのが現状。これはイメージがいいし、キャラが立っている証拠だと思う。

 

 もしもの話だけど、テレビ朝日が今年の大晦日のプライムタイムに『ワールドプロレスリング』2時間スペシャルをぶっぱなしたら、どうなるだろうか? なにも東京ドームである必要はない。両国国技館とか大阪府立体育会館で鉄板カードをガッチリ並べる。棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ、飯伏幸太(※欠場中だけど)、AJスタイルズに、お茶の間の人気者で主婦やオバちゃん層がみんな知っている真壁刀義、本間朋晃も当然テレビ枠に参戦。鈴木みのるをワンマッチだけでも呼び戻して、わかりやすいマイケル・エルガンにも出てもらいたい。エルガンとくれば、やっぱり石井智宏も必要だ。

 さらに、後藤洋央紀、内藤哲也、ジュニアタッグの常連メンバーによる3WAY戦、あるいは4WAY戦は必ず組む。また、一般層にも知名度のある天山広吉をはじめとする第3世代もキッチリ仕事ができるから、入っていたほうがいいように思う。

 

 これを生放送ではなく当日のディレイ放送で、試合内容によってはノーカットであったり、多少編集をしたりで、新日本オールスター鉄板試合として2時間オンエアするのだ。

 

 ゲスト解説にはもちろん、天龍源一郎に入ってもらうし、あと芸能人とかタレントはよく分からないので、みんなで考えて(笑)。

 

 さて、これをやったとしたら、どんな結果が出るのだろうか? フジテレビとTBSとテレビ朝日とテレビ東京(ボクシング中継)の4局の視聴率はどうなるのか? 結果を知るのはもの凄く怖いことなのだが、もの凄く興味がある。

 

 まあ、こんな妄想を抱くのも、格闘技がポンと出てきてバブルを謳歌し、ポンと消えていったからだと思う。その間、冬の時代を耐え抜いて、いま各メディアで好意的に取り上げられることの多いプロレスというジャンルへの愛情、愛着が強いからなのだろう。なぜかって、プロレス界が耐えていた時代、我々プロレスマスコミだって一緒に耐えてきたからだ。 

 あ、なんか夢のある話のはずが、辛気臭くなってきたな(笑)。やはり現実的な話をしたい。1・4東京ドームの全対戦カードが先週10日に発表された。

☆1月4日()東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム』17:00

◇第0試合◇
▼1分時間差バトルロイヤル~ニュージャパンランボー(参戦人数未定)
[参戦確定選手]
邪道
有安杏果(ももいろクローバーZ)
16:00開始予定

◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合4WAYマッチ(1/60)
[挑戦者組]
ニック・ジャクソン
マット・ジャクソン
vs

バレッタ
ロッキー・ロメロ
[挑戦者組]
vs
マット・サイダル
リコシェ
[挑戦者組]
vs
ボビー・フィッシュ
カイル・オライリー
[43代王者組]
※オライリー&フィッシュ3度目の防衛戦

◇第2試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ
タマ・トンガ
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
(1/30)


矢野通

◇第3試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
ジェイ・リーサル
(1/30)
マイケル・エルガン
※ジェイ・リーサルがこの時点でベルトを保持している場合は、ROH世界ヘビー級選手権試合として行なう

◇第4試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
KUSHIDA
(1/60)
ケニー・オメガ
[72代王者]
※オメガ2度目の防衛戦

◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合
[挑戦者組]
本間朋晃
真壁刀義
(1/60)
ドク・ギャローズ
カール・アンダーソン
[68代王者組]
※アンダーソン&ギャローズ2度目の防衛戦

◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
内藤哲也
(1/30)
後藤洋央紀

◇第7試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合
[挑戦者]
柴田勝頼
(1/60)
石井智宏
[第9代王者]
※石井2度目の防衛戦

◇第8試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[挑戦者]
AJスタイルズ
(1/60)
中邑真輔
[12代王者]
※中邑2度目の防衛戦

◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合
[挑戦者/G1 CLIMAX 25優勝者]
棚橋弘至
(1/60)
オカダ・カズチカ
[63代王者]
※オカダ2度目の防衛戦

 

 以上、全9試合。第0試合は午後4時開始で第1試合は午後5時スタート。1・4が平日の月曜日ということで大会終了時間も考慮して、9試合に落ち着いた感じ。

 

 ラインナップには当然のように、新日本の全タイトルマッチ(IWGPヘビー、IWGPインターコンチ、IWGPタッグ、NEVER無差別級、IWGPジュニア、IWGPジュニアタッグ)6戦が並んでいる。

 

 かつてのようなサプライズカード、他団体からの大物参戦などはなく、ほぼ新日本の純血カード。これもまた当たり前の感覚になってきた。唯一、溜めに溜めてきた(?)中邑真輔vsAJスタイルズの初シングルマッチに新鮮で予想不可能な期待感が高まっている。他のカードは、まず鉄板と言っていいだろう。

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