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  • 2015.10.08

GK金沢克彦コラム #68

GK金沢コラム連載第68回!! 「内藤のパレハはいったい誰だ!?」

予想以上にキテいる男・内藤!

その気になるパレハ(仲間)をGKが大予想!!

 今週もプロレスの会場に出向くことなく、ひたすらスポーツジムに通い詰めていた。不健康の塊りのように思われているワタクシ金沢であるが、じつはジムに通い始めて5年半になる。べつにマッチョになることが目的ではなく、身体の中身の健康を維持するため。だから、ウェイトトレーニングなどは一切しない。メインはヨガのクラスに参加すること。そのほか、骨格リセットやバランスコーディネーションのクラスに参加して骨格を正常化し、インナーマッスルを鍛えたりしている。

 

 この50歳を超えたオッサンが20歳代の女の子より柔軟な身体でヨガのポーズを決めているところなど、だれも想像できないだろう(笑)。ちょっと知り合いには見られたくないシーンなのだが、これは本当の話なのだ。

 これは前置きの前置き。やはり今週も感じたのは、たとえ会場に出向くことがなくても、プロレス界の周辺には気になるニュース、話題が溢れているということ。まずは、自民党の馳浩衆議院議員(以下、馳先生)が、7日の内閣改造で文部科学大臣として初入閣を果たした。馳先生とは同い年。だから気が合うというか、一緒に飲みに行ったり、悪さをしたり(笑)、プロレスラーとマスコミという関係を超えて付き合っていた面もあった。

 こういうとき、裏表のない人というのがイチバンの誉め言葉になるのだろうが、馳先生は思いきり裏表のある人。裏表があるからこそ、指導者に相応しいと昔から私は思っていた。なぜなら、誰に対しても分け隔てなく付き合っていたり、後輩を指導していたりしたら、伸びるものも伸びない。つまり馳先生は適性を見定めることに長けていたのだ。たとえば、新日本のコーチ時代。中西学、永田裕志、大谷晋二郎には徹底的に厳しかった。

 

 中西は少し気が弱かったのだが、なにかひとつ上手くいくと調子に乗ってしまうところがあった。そういう部分が出ると、すかさず怒鳴りつけていた。反対に、永田と大谷は天才肌。デビュー当時から、プロレスがちゃんとできてしまう。しかも、気が強い。こういうタイプには天狗にならないように、逆に粗さがしをして怒る。ときには手も出る。彼らは気持ちが強いから、ぶん殴ってもへこたれないとわかっているのだ。そんな馳先生も、石澤常光(ケンド―・カシン)には多少気を遣っていた。

 

 デビュー前は、不器用な石澤をさんざん怒っていたが、デビューしてからは温かく見守るようになった。石澤はあまりにも真っすぐだったし、パンクラス移籍を真剣に考えていたほど格闘技に対してピュアだった。プロレスと格闘技の狭間で悩む石澤に、馳先生はできるだけ好きなことをやらせてやろうと気を遣っていた。

 

 そういう裏表があって、計算高く、頭脳明晰にして、ときに高飛車だけど、基本的には気さくで、遊びも大好きだし、失敗したときは素直に謝る。馳先生とはそういう人物。つまり、これほど人間らしい人、隠すことなく自分を晒している人も珍しい。隠しごとのない政治家。こういう人間こそ、本来の政治家に相応しいと思う。

 

 54歳にして文部科学相。10年前の第三次小泉純一郎内閣で文部科学副大臣を務めたことから考えると、少し時間がかかったようにも思える。ただし、その間着実に実績を積んできた。目指すは、50歳代でのトップ=総理大臣だろう。プロレスラー出身のトップになれば、米国の歴史上No.1人気大統領として知られるエイブラハム・リンカーン以来となる。

 

 リンカーン大統領が、その経歴の中でカーニバル・レスラーだったことは知る人ぞ知るところ。馳先生ならやれる! 私はそう信じている。「俺の昔の飲み友達がいま総理大臣やっててさあ」って、一回くらい言ってみたいものだ。どうかな? 今週の前置きは当コラムの連載がスタートして以来、初めてポリティクスだったでしょう(笑)。

 

 さあ、メインテーマだ。メインテーマは「トランキ―ロ」(=焦るな)であり、「パレハ」(=仲間)となる。つまり、内藤哲也である。それにしても、先月25日発売の『ゴング』vol.8はやはり大正解だった。表紙&中カラ―大特集が内藤哲也。これを先見の明という。予想どおりというか、予想以上にいま内藤がキテいる。

 

 927神戸大会では急所攻撃からデスティ―ノという、いかにも内藤らしいやり口で抗争中の柴田勝頼から3カウントを奪った。そして、1012両国大会へ。棚橋弘至と1・4東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を懸けて、一騎打ちに臨む。同大会のメインはオカダ・カズチカvsAJスタイルズのIWGPヘビー級王座リターンマッチ。

 

 こちらは鉄板カードだけに、予測不能で予定調和をぶち壊すかもしれない棚橋vs内藤戦のほうにファン、関係者の注目が集中しているのだ。もちろん、勝負の行方もある。内藤が勝てば、G1覇者である棚橋の今年下半期の大奮闘が水泡に帰す。

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