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  • 2015.10.01

GK金沢克彦コラム #67

GK金沢コラム連載第67回!! 「因縁のドリームカード、藤田和之vs諏訪魔」

念願の諏訪魔戦が決まった藤田の胸中にGKが迫る!

 この1週間でもっともインパクトのあったニュースは潮﨑豪の全日本プロレス退団(9月30日付)と、天龍源一郎引退興行(1115両国国技館)で藤田和之vs諏訪魔の試合がタッグマッチながらついに実現することだろう。

 

 潮﨑に関しては、フリ―となるわけだが今後がまだなにも決まっていない模様。だから、ここはしばらく静観しておくしかない。ああだ、こうだと可能性を書いたところで、実現しなければ意味のないこと。それに、全日本にとっては暗いニュース以外のなにものでもない。いくら退団理由が前向きであったとしても、フリ―でやっていくことがどれだけ大変なのかは当然だれもがわかっているはず。それにも関わらず潮﨑は退団という最終選択をしたのだから、全日本の台所事情など勘ぐらざるを得なくなる。潮﨑退団の報をどこのメディアもふつうに発表通りに報道しているが、みんなそこを感じているはず。

 

 でも、書かない。書いても暗くなるだけだから書かない。まあ、それでいいと思う。全日本がんばれ、潮﨑もがんばれ! 私も今のところそれしか言えない。

 

 一方、天龍引退興行で、まさかの藤田vs諏訪魔が決定をみたのは大ヒットである。正直いって、「自然消滅だろうな」とだれもが感じていた。だから、記憶から消してもいいころかなと私も思っていた。そのタイミングで、天龍プロジェクトから発表されたのだ。正確には、藤田和之&火野裕士vs諏訪魔&真霜拳號のタッグマッチ。それぞれのパートナーをK-DOJOの二大エースが務める。

 気の効いたというか、申し分のないタッグマッチである。この試合はお祭り感ゼロ。火野vs真霜もK-DOJOが誇る究極カードだけに、バリバリに勝負論が漂ってくる。天龍源一郎と天龍プロジェクトに感謝だ。

 

 そうこうしているうちに、追加対戦カードとしてついにあの男の名前がラインナップに連ねられた。長州力。故・ジャンボ鶴田と並ぶ天龍の宿命のライバル。天龍のプロレス観に大きな影響を及ぼした男である。例のWJプロレス崩壊後、天龍―長州の接点が薄くなっていたこともあり、長州の参戦はないのだろうなと思っていた矢先に決まった。しかも、石井智宏との師弟コンビでの出場。天龍、長州の付き人を務めた唯一の男、龍魂と革命魂を継ぐ石井もこれ以上ないカタチでの参戦となる。しかも、対戦相手が齋藤彰俊&河上隆一。彰俊は反選手会同盟(平成維震軍)として天龍WARと死闘を展開し、長州とも何度なく対戦している。河上はもっとも新しい天龍イズム継承者。天龍公認のもとチョップ&グ―パンチを使っている。負傷明けになるが、天龍への恩返しのためにも、気遅れすることなく長州&石井に向かっていくことだろう。

 

 また、ジュニアでありながらG1開催中のスペシャルマッチで天龍と対戦した経験があり、WARジュニア戦線の活性化に一役買った“世界のジュ―シン”ことライガ―の出場も決定した。まあ、とにかく意味のある豪華カードがそろっている。現在9戦が決定済みで、あと2試合の発表を待つのみ。こちらのほうも、ワクワクというかドキドキしながら待ちたいところ。

 

 さて、今回のメインテーマはやはり藤田vs諏訪魔の因縁ドリームカード。諏訪魔も藤田も、天龍への感謝とともに、相手を意識して戦闘モード突入発言を残している。先だって、藤田にいろいろと話を聞いてみた。書ける話に書けない話、もちろん書ける話を書いてみる。かといって、書けない話というのはべつにキナ臭い話ではないので悪しからず(笑)。藤田と私が会話していると、ついつい調子に乗ってとんでもない次元にまで話が飛躍してしまうので、そういう話題は書かないということ。

 

 まず、今回、諏訪魔との対戦の舞台を用意してくれた天龍に対する感謝の言葉が飛び出してきた。

 

「人間として男として大きい天龍さん。漢(おとこ)天龍源一郎に、心からの感謝と最大級の敬意を払いたいです」

 

 じつは、私のアメブロのほうでも書いたのだが、天龍と藤田は新日本マットで一度だけ対戦経験がある。1999年11月1日、広島サンプラザ。9611月1日、広島グリーンアリーナでデビュー戦(vs永田裕志)を行なっている藤田にとっては、同じ土地でのデビュー3周年記念日でもある。カードは佐々木健介&藤田vs天龍&中西学という豪華版。結果のほうは、パワーボムからノーザンライトボムという明らかに健介を意識した大技攻勢で天龍が藤田を貫録フォールしている(1121秒)。

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