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  • 2015.07.30

GK金沢克彦コラム #58

GK金沢コラム連載第58回!! 「不思議な団体スターダム」

里村vsイオが実現したときこそスターダムの大勝負!!

『G1 CLIMAX 25』(以下、『G1』)が開幕し、この10日間ほど首都圏で新日本プロレスの興行が行なわれていない。ある意味、平和である(笑)。というのは、新日本が首都圏で興行を連発していると取材に関しても話題性に関しても、どうしても新日本中心となってしまうからだ。

 

 とはいえ、いまのご時世では『スカチャン』、『サムライTV』に入っていれば、『G1』の地方大会をリアルタイムの映像で観戦できてしまう。おまけに『新日本プロレスワールド』(以下、『NJPWワールド』)に入会していれば、ほぼすべての大会が視聴可能となる。

 

 じつは私もいち早く『NJPWワールド』の会員となった。しかしながら、『G1』開幕戦の7・20北海道きたえーる大会しか視聴していない(※こちらは『スカチャン』PPV中継で)。めんどうだからというより、習性のようなものが働くのだ。本来であれば物理的に会場で観られない状況にあるものは、むしろニュースで知って、携帯サイトやオフィシャルサイトを読んで、想像を働かせるほうがシックリとくる。

 

 想像で楽しむのもまたプロレス。やはり、昔の人間なのかもしれない。とにかく、いま心配しているのは選手の怪我のことばかり。開幕前に右腕を負傷した柴田勝頼が怪我を感じさせることなく想像以上に奮闘している。一方で、怪我とは無縁と思われていた中邑真輔が永田裕志戦を終えて、左肘を負傷。以降、治療のため欠場し、7・28別府大会(マイケル・エルガン戦)は不戦敗に。私もテレビ朝日の解説で現地に出向く8・1大阪大会、1年ぶりの石井智宏戦に果たして出陣できるのかどうか、注目である。

 

 そういえば、7・5大阪城ホールの真壁刀義戦(NEVER無差別級選手権)の試合中、デスバレ―ボムを食った際に、古傷である左肩鎖関節脱臼を再発させ悶絶していた石井。『G1』出場さえ不安視されていたにも関わらず、左肩にテーピングを施すこともなく涼しい顔で、連日闘っている。怪我に強いというか、我慢強いというか、プロというか、無謀というか、大した男である。石井の鎖骨部分の靭帯は切れたままなのである。だからテーピングで補強したほうがいいに決まっているのに、それをしないのが“長州イズム”なのかもしれない。

 

 ……と、ライブで観ていない、取材していない『G1』の話題はここまで。今週のメインテーマはまったく違うところにある。まず、25日、ひさしぶりに全日本プロレスの後楽園ホール大会を取材した。周知のとおり、全日本に関してはいつも集客の不安がつきまとう。いま、もっとも集客が心配されている団体なのである。だから、正面入り口からグルリと半周まわって会場を覗くとき、いつもドキドキしてしまう。これが新日本なら、「あ、また超満員だな!」と思って記者たちの溜まり場までやってくるのだが、全日本にかぎっては恐る恐るなのである(苦笑)。結果的に、「お、よく入ってるぞ!」だった。空席が目立ちやすい南側のオレンジシートも7割がた埋まっている。発表は、1,350人。実数発表でお馴染みの全日本プロレス。いやあ、よかった。

 

 この日は、メインが世界タッグ、セミが世界ジュニアと2大タイトルマッチが組まれていたが、そこにプラスアルファで三冠ヘビー級王者・曙のデビュー10周年として、曙&天龍源一郎&ウルティモ・ドラゴンのトリオが実現し、秋山&大森&入江と対戦するのも大きなウリだった。それに、ユニオンから石川修司も参戦し、諏訪魔と超ド級のぶつかり合いを展開した。このユニオンや大日本プロレス系の選手は、意外に自分の団体のファンを引っ張って来るのは業界でも知る人ぞ知るところ。

 

 ただ、タイトルマッチを組むだけではなくて、「オッ!」というプラスアルファのカ―ドを組み込めば、ファンは正直に反応し、足を運んでくれるのである。そして、本題である。

 

 今週の本題は翌26日正午からのスターダム後楽園ホール大会。こちらも入っていた。発表は、全日本と同じで1,350人(満員)。いつものスターダムの会場設定は北側にステージ席とひな壇を作らず、そこを入場ゲートとしている。ところが、前売りチケットがかなり売れたために、入場ゲートを作らなかった。南側のオレンジシートは8割~9割埋まっていたし、東西の席は満杯。私の目分量でいくと確実に全日本より入っていた。

 

 それなのに、発表数が同じだったのは、おそらくロッシ―小川社長が記者のだれかに、「昨日の全日本さんと比べてどうです? 同じぐらい?」とか聞いて、「じゃあ、同じ数で発表しますね」という感じで決めたのではないだろうか(笑)。いやいや、これはあくまで私の推測である。でも小川社長なら、こんな感じだと思うのだ。

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