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  • 2015.07.18

GK金沢克彦コラム #56

GK金沢コラム連載第56回!! 「橋本真也復活祭」

「橋本真也が実践していたプロレスを永田を通して体感した大地」

 今週はいきなり個人的なパブリシティーから入ってしまう。ご存知のとおり、当サイトの有料会員の方は最後までコラムを読めるが、覗き見の人は前半部分まで。「さあ、ここからだよ!」のところで、小松記者が見事に非情に打ち止めとしてしまう(笑)。

 

 だから宣伝だけは、みなさんに読んでもらおうというコンタンなのである。

 

 きたる7月18日(土)、午後6時から福島市内のロックバ―『the DAY OF RAGE』(デイ・オブ・レイジ)にて、ワタクシ金沢克彦のトークイベントを開催。今回が3年連続3度目の出場となる(『G1 CLIMAX』の出場者みたい!)。詳細は次のとおり。


●Rock Bar the DAY OF RAGE presents

Fukushima Royal Rumble Vol.16
金 沢 GK 克 彦

3度目のトークイベント開催決定!!
GKのGスピリット・トーク!

期日 2015年7月18日(土)
場所 デイ・オブ・レイジ(福島市置賜町7-5)
開場 17時30分 / 開始 18時

投げ銭ライヴ
ドリンク別 500円
※入場時に2杯分綴りのチケットを購入願います!
限定25名!!

 

ロック・バー『デイ・オブ・レイジ』

福島市置賜町7-5 アドニ―ド121ビル 3F

TEL:090-4048-0430(※19時~23時)

face bookはこちら↓

https://ja-jp.facebook.com/rockbarthedayofrage 

という感じになっているので、福島近郊のかたはぜひともお越しのほどを。お店は市内繁華街のど真ん中で、福島駅から徒歩でも10分弱の便利な場所。ト―ク終了時間は未定。私の予想では、午後9時をまわるかも。そして、当然のごとく二次会あり。また、当然のように三次会になだれ込むことも必至。みなさんと飲みながら、同じ土俵でプロレスとか音楽とか人生とか語り合おうではないかい! あ、プレゼント抽選会もあり。今回は私の秘蔵グッズがつきた感もあるので、マスクショップ『デポマート』オーナーの大川昇カメラマンが超レアな品々を提供してくれた。「あっ!」と驚くようなサイン色紙(もちろん直筆)も多数あり。以上、宣伝でした。
 

 さて、本題。今週は13日に後楽園ホールで開催された破壊王10周忌興行『橋本真也復活祭』について、書いてみたい。今月25日発売の『ゴング』第6号でも大会総括レポートを私が担当しているのだが、それとはまた違った視点から触れてみる。

 

 というのも、昨日(15日)、スカパー!本社で同大会のMA収録を行ない、会場で観戦・取材していた光景とは違った一面を発見したからである。トークショーやVTRによるゲスト出演、名勝負VTRの放映などは別として、試合じたいは3試合。しかも、故・橋本真也とともに主役であり大会プロデューサーを務めた橋本大地以外の出場選手は、すべて新日本の選手。リングも新日本のリングということで、新日本カラ―の強い興行でありながら、全3戦ともなにかいつもの新日本の試合、後楽園ホールでの試合とは異質な空気感に包まれていた。

 

 会場の空気に関しては、ここ最近の新日本ブームを象徴する、いわゆるビギナーファン、プ女子と称される若い女性ファンの姿が見られなかったから、それは当然かもしれない。いつもの、試合開始前から期待感で出来上がっている異様なワクワクムード、すでに爆発寸前で風船がパンパンに膨らみつつあるような雰囲気。そういうものがない、昔ながらの空気だった。

 

 会場の東側通路、あるいは空き席から見ていた試合と、リングサイドカメラが選手の表情までしっかりと捉えた映像とでは、まったく印象が違った。

 

 不思議だなあと思う。新日本にかぎらず、どこの団体であれ、ライブ観戦とテレビ観戦で多少印象が変わってくるのは当たり前なのだが、ここまで違って感じるのは珍しい。なぜなのかな? そこを突き詰めてみると、やはり団体カラ―の浸透している大会ではなかったからだろう。試合の合間合間にトークが入ったり、長いVTR映像(インタビューなど)が入るから、試合に集中しきれなかったこともある。そこで、ファンも乗り切れない部分もあったのかもしれない。一方で映像を見ると、選手たちの気持ちの入りかたが半端ではない様子がちゃんと伝わってきた。

 

 同時に、この日の会場で私自身はなにか懐かしさも感じていた。ときどき、客席から野次が飛び、叱咤の声が響く。その内容によっては会場に嫌な空気というか、緊張が走る。実際に、メイン終了後、「頭が真っ白で、考えていた言葉が出てきません。すいません……」と大ダメージでしゃがみこんだまま、マイクを手に必死に言葉を探しだそうとしている大地に野次が飛んだ。

 

 この野次の主は、お酒が入っていたかどうかはわからないが、けっこうウルサイ人で、試合中ほかの観客もチラチラと視線を送っていたほど。大地がしゃがみこんでいるときに、「しっかりしろ!」、「なにやってんだ!」、「早く帰れ!」みたいな言葉を連呼していた。

 

 これに永田裕志が怒った。自軍コーナーからリング下をグルリとまわり、あくまで場外フェンス内からだが、その観客を指差すと、「おい、静かにしろ! いま一生懸命しゃべろうとしてるんだろ! 騒ぐなら出て行け!」と怒鳴った。こんな光景は珍しいというか、試合をした選手が観客にクレームをつける行為というのはひさしぶりに見た。永田はじつに男らしかった。自分のためではなく、必死に向かってきた大地が罵倒されるような状況に我慢ができなかったのだろう。

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