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  • 2015.07.12

PRIDEの“夕焼け番長”がプロレスラー転向! 新日本参戦を猛アピール!? フィル・バローニ インタビュー「ニュージャパンでAJ、シンスケ、そしてミノワをぶっ倒してやる!」

先日、UFC取材でラスベガスに行った際、PRIDEで“筋肉三兄弟”として活躍した“夕焼け番長”フィル・バローニと偶然再会。フィルの友人だというUFC関係者によると、「彼はいまプロレスラーに転向して、日本で試合をしたがっているから、話を聞いてやってくれ」というので、早速、インタビューしてみました!(聞き手・堀江ガンツ、通訳・石井史彦)

 

 

——フィルさん、ひさしぶりです。最近アメリカでプロレスラーとして本格的にデビューしたんですか?

 

バローニ ああ! 俺は生れながらにしてのファイターだが、プロレスラーとして生まれ変わったんだ。

 

――いつの間に……。たしか、今年2月のIGFに上がってましたよね?(2・20『GENOME 32』TDCホール、藤田和之&鈴川真一vsフィル・バローニ&ジャスティン・マッコリー)

 

バローニ あれが俺のプロレスデビュー戦だよ。

 

――プロレスをやるきっかけはなんだったんですか?

 

バローニ IGFに参戦したのは、去年、サイモン猪木(IGF取締役)がアメリカに来ていたときに会う機会があって、「プロレスをやらないか?」と誘われたんだ。それで「ぜひ、やりたい」と答えて、本格的にとレーニングを始めたんだよ。でも、そもそもの話をすると、俺はPRIDEに参戦していた頃から、MMAをやりながらプロレスもやりたかったんだ。ご存知のとおり、当時俺はマーク・コールマン、ケビン・ランデルマンという最高の仲間と「ハンマーハウス」という最高のチームを作っていて、マークとケビンはPRIDEに出ながら、「ハッスル! ハッスル!」にも出ていただろう?

 

――そうでしたね。コーマンもランデルマンも、ハッスルには初期からレギュラーでしたね。

 

バローニ だから、俺もぜひ「ハッスル! ハッスル!」したかったんだけど、PRIDEの幹部から「キミはPRIDE武士道の中心選手だから、MMAに専念してほしい」と言われてしまって、チャンスがなかったんだよ。

 

――たしかに、ハッスルと同じ頃に、PRIDEウェルター級GPとかやってましたもんね。

 

バローニ だから、そのときはしぶしぶ諦めたんだが、その後も俺はことあるごとに「プロレスもやりたい」と、いろんなところで言っていたんだ。それで、IGFやニュージャパン(新日本プロレス)なんかにも、人を介して間接的に話しはしたんだが、「経験がない」ということで、なかなか話がまとまらなくてね。それが去年、ちょうどサイモン猪木とこっちで直接会う機会があって、ようやくプロレスデビューが実現したんだよ。

 

――その後も、プロレスのトレーニングは続けているんですか?

 

バローニ もちろん! 俺はいまプロレスラーだって言っただろ? フューチャー・スターズ・オブ・レスリングというラスベガスにあるプロレス団体のスクールでトレーニングを始めて、今年4月にそこでデビューして。もう何試合かやっているよ。

 

――すでに数試合やってるんですか。

 

バローニ YouTubeに出ているから、ちょっと見せてやるよ。

 

(そう言って、スマートフォンで試合映像を見せる)

 

バローニ 対戦相手はマイケル・モデスト。知ってるだろ?

 

――プロレスリング・ノアに出ていた選手ですね。

 

(試合は、ジャーマン2連発から、“サクラバロック”でバローニの勝利)

 

――いや~、いいジャーマンスープレックスでしたね。ゲーリー・オブライトばりの連発で。

 

バローニ そうだろ? サンキュー(うれしそうに)。じつは、マーク・コールマンが俺にスープレックスを教えてくれたんだ。あいつはオリンピックレスラーであり、プロレスもわかっているからね。

 

——へえ、コールマン直伝だったんですね(笑)。

 

バローニ ハンマーハウスの絆は永遠だよ!

 

――プロレスは誰に教わってるんですか?

 

バローニ 元WWEスーパースターのディーロ・ブラウンを紹介してもらってね。彼がフューチャー・スターズ・オブ・レスリングのスクールで、クラスを持っているから彼にいろいろと教わっているよ。また、ディーロ・ブラウンは『タフイナフ』(WWE選手育成のリアリティーショー)という番組にも“コネ”があってね。彼のもとにいれば、『タフイナフ』に出演するチャンスが巡ってくるかもしれない。そのために、いまここで頑張っているんだよ。

 

――なるほど。スクールに通いながら、フューチャー・スターズ・オブ・レスリングの試合に出て、キャリアを積んでいると。

 

バローニ ラスベガスにはフューチャー・スターズ・オブ・レスリング以外にもプロレス団体があって、この周辺だけで週3~4回はプロレスのショーがあるんだ。だから経験を積むにはもってこいだし、いまや俺もいいプロレスラーになってきてるんだぜ? けっこう褒められるんだよ。MMAでは階級を落とさなきゃいけなくてダイエットしていたけど、いまは昔みたいに筋肉をつけて、本来のフィル・バローニの姿でやってるんだ。

 

――もともとプロレスは好きだったんですか?

 

バローニ 何を言ってるんだよ! あたりまえだろ。なんてったって俺は、ハルク・ホーガンとミスターTがタッグを組んだ、『レッスルマニア』の最初のショーを観てるんだぜ!

 

——おお、『レッスルマニア1』(85年3月31日、マジソン・スクエア・ガーデン)を生で観てるんですか!?

 

バローニ そうだよ! 俺はニューヨーク出身だろ? よく親父に連れられて、MSGまでプロレスを観に行ってたんだよ。

 

——へえ~、そうだったんですか。

 

バローニ だから、『レッスルマニア1』だけじゃないぜ。ジミー・スヌーカが、ドン・ムラコとの金網デスマッチで、金網最上段からスーパーフライを決めた、あの超有名な試合(83年10月17日、マジソン・スクエア・ガーデン)だって生で観てるんだよ!

 

——おお! あのミック・フォーリーが、それを観てプロレスラーになる決意をしたと言われる試合を観てますか!

 

バローニ 今年、サンノゼでやったWWEの『レッスルマニア』にも、ゲストで呼んでもらって行ってるからね。

 

――今年の『レッスルマニア』はWWEから招待されたんですか?

 

バローニ ディーロ・ブラウンを介してだけど、いい席を用意してもらったよ。とてもグレートなショーだったね。

 

――将来的には、やはりWWEに上がりたい気持ちはあるんですか?

 

バローニ そりゃあ誰だって、プロレスをやっていればWWEと契約したいさ。でも、そのためにはちゃんと経験を積む必要があるから、いろんな団体のリングに上がりたいんだ。とくに日本のリングは成功への大きなステップになるからね。

 

――目標とするプロレスラーはいますか?

 

バローニ そうだなあ、具体的に名前を挙げれば、“ミスター・ワンダフル”ポール・オーンドーフ、あとは“ラビシング”リック・ルード。そういう80年代のナルシストで、セクシーなレスラーに憧れてるんだ。

 

――ピッタリですね(笑)。

 

バローニ そうだろ? あとはジェフ・ジャレットだな。俺もギターで対戦相手をぶん殴ってみたいよ(笑)。

 

——ジェフ・ジャレットは最近、新しい団体をスタートさせましたよね。

 

バローニ グローバルフォース(GFW)だろ? 今度、ラスベガスでもグローバルフォースのショーをやるんで、俺も出してもらうことになってるんだ。

 

——へえ、そうなんですか。GFWは新日本プロレスとも協力関係にあるんですよね。

 

バローニ そう聞いているよ。カール・アンダーソンが今度、ラスベガスに来るらしいから、ちょっとコネを作っておかないとな(笑)。

 

——いま、カール・アンダーソンや、AJスタイルズは、新日本プロレスで大活躍していますからね。

 

バローニ AJスタイルズは、いまニュージャパンでチャンピオンなんだろ?(このインタビューの時点で) じつは、あいつと俺は身体のサイズがほとんど一緒なんだよ。それでいて、俺のほうがマッチョで、俺のほうが強いぜ! そこをニュージャパンはわかってるのか?

 

——どうでしょうか(笑)。

 

バローニ それに俺はリアルファイターだからな。対戦する機会があったら、スープレックスと俺のハンマーパンチでぶっ飛ばしてやるよ!

 

――新日本プロレス参戦に興味があるんですよね?

 

バローニ ああ。いま一番闘いたいリングはニュージャパンだ。ニュージャパンはWWEを除けば、いまや世界でナンバーワンの団体だからね。ニュージャパンでミノワをKOしてやるよ!

 

――ミ、ミノワマン選手と新日本でですか……?

 

バローニ ニュージャパンでAJスタイルズ、シンスケ(中邑真輔)、そしてミノワと対戦したい!(キッパリ)。

 

――ミノワマンは、新日本には上がってませんが……まあ、いいか(笑)。ちなみに、新日本に関して、どのくらい情報を持ってますか?

 

バローニ スコシ(日本語で)。

 

——そんな感じはします(笑)。

 

バローニ これから、ジェフ・ジャレットによく聞いておくよ。そして、ついでに売り込んでもらいたいな(笑)。

 

——では、これからプロレスラーとしてガンガンやっていくつもりですか?

 

バローニ ああ、もう俺は身も心もプロレスラーだからな。それでプロレスで名前をさらに売って、いいカネでまたMMAをやるというのもいい。ブロック・レスナーとかバティスタ、CMパンクみたいにね(笑)。

 
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