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  • 2015.04.17

GK金沢克彦コラム #43

GK金沢コラム連載第43回!! 「本当に開戦するのか!? IGFvs全日本!!」

4・11IGF両国大会、ひとりの記者の質問に藤田が答えた……

 全日本プロレスとIGFによる対抗戦という扉がついに開くかもしれない。もし実現すれば、これはインパクトのある事件といえるだろう。

 

 事の発端は今年1月の諏訪魔の発言。「去年から蓄えてきたものを清算しなきゃいけない」と名指しこそしなかったものの、IGFに借りがあることを大いに示唆したコメントを発した。これをもっと遡っていくと、1年前の『チャンピオン・カーニバル』(以下、C・カーニバル)にいきつく。当時、IGF道場のコーチも辞めて、IGFのリングからも遠ざかっていたケンド―・カシンが、C・カーニバルに電撃参戦。これはよくよく考えてみたら不思議なことではない。カシンにとって、全日本は第二の古巣である。かといって、武藤敬司との折り合いが悪くて全日本を離脱(解雇された?)したわけだから、武藤体制では入りこむ隙間はないし、本人にもその気はないだろう。

 

 ところが、全日本が分裂し、武藤派はWRESTLE-1(以下、W-1)を旗揚げした。全日本は秋山準体制のもと再スタートを切っている。秋山とカシンは大学レスリング時代に旧知の仲。もちろん、階級も違うし、カシンが2年先輩にあたるから対戦経験はないものの、強化合宿で一緒になったことがあるから面識はある。それに、諏訪魔に関しては、諏訪魔の新弟子時代、カシンは主力選手として全日本にいたわけだから、当然面識がある。そういったラインでの参戦。カシンはフリ―だからなんの問題もないわけだ。

 

 ところが、ただの参戦で終わらないところが“問題児”カシンの真骨頂。1年前の後楽園ホールでの諏訪魔との公式戦を前に、「Sを連れてくる!」と豪語。わざわざ、3月にIGFからフリ―宣言したばかりの鈴木秀樹を呼んでカムフラージュして、その裏で藤田和之を呼び込んでセコンドに就かせた。

 

 呆然とする全日本サイドと諏訪魔。厳密にいうなら、藤田はIGFの所属選手とはならないが、常連の主力選手であることは間違いない。「してやったり!」のカシンの術中にまんまとはまった諏訪魔は、カシンに丸め込まれてフォール負けを喫している。そこから始まった諏訪魔、全日本サイドとIGFの因縁関係(?)なのである。

 

 今年に入ってからの諏訪魔発言を受けて、IGFも「いつでもどうぞ!」という姿勢で答えたものの、その後、とくに進展はなし。そこから、先だっての4・11両国大会の藤田発言へとつながるのだ。こちらも厳密に言うと、藤田が自分から口を開いたわけではなく、記者団のひとりが話を振ったことをキッカケに言葉が噴出してきた感じ。

 

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