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  • 2015.03.12

GK金沢克彦コラム #38

GK金沢コラム連載第38回!! 「NEW JAPAN CUP 2015」

 いま現在、2月25日発売予定の『ゴング』新装刊2号の入稿ラッシュでてんてこ舞い、頭痛がしている(笑)。そんななかでも、容赦なく降りかかる他の仕事のオファー。昨日(11日)夜などは、六本木のビデオパックニッポンのスタジオでテレ朝動画『中西ランド』のMA収録を行なっていた。『中西ランド』といえば、さまざまな面白企画を現場で収録して出演者はそれで終わりというのが、いつものパターン。ところが、今回は収録した映像に実況&解説をつけるという凝りようだった。

 

 しかも、テレ朝『ワールドプロレスリング』のみならず、いまやテレ朝スポーツ中継のエース・アナウンサーともいうべき存在となった吉野真治アナとワタクシ金沢によるワープロコンビでの出陣! 『中西ランド』のやる気というか、企画力には脱帽である。その番組内容にはまだ触れないほうがいいかと思いきや、本日(12日)夕方5時に配信されるというから、少しだけ書いてしまおう。

 

 わざわざ川崎市の多摩川河川敷にある野球場を借りての収録。名付けて『ラリアットベース』なのだ。簡単に説明すると、キックベースのキック代わりにプロレスラーらしくラリアットでボールを打つという斬新すぎる企画。中西チームvs永田チームによるガチンコの真っ向勝負。なぜか、レスラーでもないのに、右腕に“元祖”スタン・ハンセンばりのサポーターを装着した私も参戦。まあ、これは観てのお楽しみ。近年、最高におもしろい番組に仕上がっていると思う。

 

 あ、前置きのつもりが『中西ランド』の宣伝になってしまった。つまり、「俺はいま忙しい! ストレスが溜まっている」と単純にアピールしたかっただけの話なのだ(笑)。

 さて、本題。今週は新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2015』(以下、NJC)がメインテーマ。優勝者には、トーナメント不参加のIWGPヘビー級王者(AJスタイルズ)、インターコンチネンタル王者(中邑真輔)、NEVER無差別級王者(石井智宏)の3王者への挑戦権が与えられる今年のNJC。優勝者にはどのベルトに挑戦するかの選択権もある。その一方で、同じくNWA世界王者の天山広吉も参加していないが、なぜか天山のNWAベルトは対象に入っていない。天山もそこに異を唱えているのが、いと悲し。まあ、新日本の管理下にあるベルトではないから――というのがその理由だろう。

 

 トーナメント参加選手は16人。この組合せ、山分けがまた絶妙だった。かなり読めないのだ。『G1 CLIMAX』(以下、G1)の場合、リーグ戦形式で試合数も多いので、コンディションがよく実力のある人間が当然のように上がってくる。たとえ取りこぼしがあっても、挽回は充分可能。ところが、トーナメント形式のNJCは1発勝負。V候補が1回戦、2回戦で脱落することも珍しくはない。それを象徴するかのように、3・5大田区総合体育館での1回戦で、棚橋弘至が矢野通マジックにはまり早々に脱落。オカダ・カズチカも苦手とするバッドラック・ファレのバッドラック・フォールを食らって大の字となった。2強が1回戦で姿を消す。これもまたNJCならでは!と言える番狂わせだろう。

 

 また、試合内容でいうと、内藤哲也vsカール・アンダーソンと後藤洋央紀vs永田裕志の公式戦が際立っていた。内藤vsアンダーソンは試合巧者同士による一進一退の攻防。とくに、両選手の受け身の上手さが光っていた。

 

 後藤と永田はガッチリと噛み合った。両者ともバチバチに打ちこんでいくタフネスマッチ。ちょっとやそっとの攻撃では壊れない2人だからこそ、ここまでやり合える。勝負を決めたのは、もう後藤の覚悟と執念というほかはない。2回戦で柴田勝頼と対戦することが後藤の宿願であり責務。その同級生対決を制することは、後藤にとって優勝と同じぐらいの意味合いを持つ。一方、永田は2・14で真輔のインターコンチに挑戦して敗れたばかり。そのへんのメンタル面でほんの少し後藤の勢いが上回ったという感じがした。

 

 波瀾の幕開けから、3・8後楽園ホールで2回戦が組まれた。真壁刀義が高橋裕二郎を破り、後藤はメインで柴田を撃破した。これにて、3・15広島サンプラザの準決勝では、真壁vs後藤のゴツゴツ対決が決定。

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